久しぶりに、気持ちのいい相場になりましたね。
今日の日経平均は、なんと412円高の12,624円。
・・・とはいえ、まだ1万2千円台半ばなんですねぇ。
でもよかった。
本日の大幅上昇の理由は、米国の金融不安後退であるようです。
日経平均急反発、米GSE救済策好感し銀行株が上昇
東京株式市場で日経平均は大幅反発。前週末比400円を超える上昇となった。米政府が政府系住宅金融機関(GSE)2社を公的管理下に置くと発表したことで金融不安がいったん後退、金融株を中心に買い戻しが入った。
メガバンク株は後場ストップ高まで買われた。円安が進んでいることで自動車やハイテクといった輸出株も買われたが、景気不安は根強く、上昇率は金融株と比べ低かった。
東証1部の騰落は値上がり1543銘柄に対し値下がり147銘柄、変わらずが30銘柄だった。
反騰局面入りの可能性を強く印象付けたのは後場のメガバンク株の動きだった。みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)がそろってストップ高。売りをこなしながら上値を伸ばす展開に市場からは「相場の変化を示唆している可能性もある」(大手証券)との声も出た。
米金融株がGSE救済策を先取る形で前週上昇していただけに、「出遅れていた国内銀行株は上昇余地が大きい」(国内投信情報担当者)との指摘もあった。
とはいえ、本格リバウンド局面入りに疑問を呈する声も残っている。8月米失業率は6.1%と5年ぶりの水準に悪化。「市場の懸念は信用不安から実体経済の悪化に移っている。雇用や消費の悪化に歯止めがかからなければ輸出株などは買えない」(外資系投信ファンドマネージャー)という。金融不安がいったん後退している間に、各国当局が景気減速に歯止めをかける政策を打ち出せるかどうかが今後のカギとなる。
市場では「原油価格の下落でインフレ懸念も後退している。米連邦準備理事会(FRB)が利下げに転じればインパクトは相当大きくなるのではないか」(国内証券投資情報部)との声が出ていた。2008/09/08 16:20 ロイター
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