こんにちは、ほくほくです。
米ドル、さらに下落しました。
本日は、なんと88円24銭まで一気に下落。
全く安心できない相場ですね。
今日は面白い記事がありましたので、少し長いですが引用してみました。
ドル14年ぶり安値の攻防へ、値動き重視で円が短期筋の標的に
28日の外国為替市場では、ドルが8カ月ぶり安値となる88.23円まで一時下落。1月につけた14年ぶり安値の87円台が視野に入ってきた。国内景気の底ばいが続く中で急ピッチに進む「理由に乏しい円高」を主導しているのは、目先的な値幅取りを狙う投機筋だ。
この先の相場については、素早い回転売買による反発リスクを想定する声も上がるなど関係者の見方は一様ではない。一段のドル安/円高進行には、大手投資家など巨額の資金を動かす参加者の動向がポイントになるとの声が出ている。
<乏しい介入警戒感、投機筋の円買い手掛かり>
円相場が大きく動き始めたのは日本時間で前週25日の夜。ロンドン朝方の取引量がまだ増えないタイミングで、過去最大の買いを積み上げた個人投資家のストップロスを巻き込んだ英ポンド/円が急落。円買いが波及する形で、ドルも心理的な節目だった90円を割り込んだ。9月に入ってから幾度もオプションの防戦買いに90円割れを阻まれていたドル/円が下抜けたことで、最も取引量の多い対ドルで円が急伸し始めた流れは週明けになっても衰えず、きょう午前の取引でドルは89.50円や89.00円、88.50円と下値に設定されていたオプションのポイントを次々に突破。一段の円買いを誘発するストップロスを巻き込みながら今年1月23日以来の安値をつけ、14年ぶり安値となる87.10円も視野に入ってきた。
急ピッチで円高が進んだ一因として多くの関係者が挙げるのが、介入警戒感の乏しさだ。ドルが全面的に下落する中、ユーロや豪ドルに比べて対ドルでの上昇に出遅れ感のあった円が買いのターゲットとなり始めた後も、藤井財務相ら日本の通貨当局者が介入に後ろ向きと市場が解釈するような発言を続けていたことが、投機筋に円を買い仕掛ける口実を与えた。
この日もドルが安値をつけた直後、藤井財務相が最近の円相場の動きは「異常ではない」との認識を示したことが伝わると、ドルの売り仕掛けに前向きな一部短期筋からは「もう介入まで(ドル/円の基本スタンスは)ずっと売りでいい」(外銀)と、当局への挑戦とも言える声すら上がった。「(金曜日から)1日数円ペースで動いているのに、異常ではないとのトップ発言には少し驚きだ。投機筋が円を買い仕掛ける口実になりやすい」(都銀)という。
週末に開催された20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)が、円買い仕掛けの手掛かりになったとする指摘もある。共同声明で持続力のある回復を確実にするまで景気刺激策を継続すると表明する一方、世界経済の不均衡是正に向けて政策の協調・相互監視などに各国が取り組むとしたことで「経常黒字通貨の代表格である円に買い仕掛けが入りやすくなったと(投機筋が)口実をつけやすくなった面も否定できない」(別の都銀)。
<不可解な円高>
国内景気に特段の明るさが見えない中での円上昇には、市場でも「動きがあるので(ドル/円を)取りあえず売ってはいるが、正直言ってなぜ円が買われるのか不可解」(都銀のチーフディーラー)との声が根強い。海外勢の間では「新政権への漠然とした期待感はあるが、それで外貨から円資産に資金が大きく流入している訳ではない」(在京外銀の為替責任者)状況。4月から海外子会社からの受取配当金の送金が非課税化されたことで、市場では米国へ資金が還流してドルの押し上げにつながった2005年の米雇用創出法の内国投資促進条項(本国投資法・HIA)と同様、自国通貨高につながる効果を予想する声が上がっていたが、それも「現在のところ期待はずれ」(都銀の顧客担当責任者)に終わっている。最近相次ぐ日本企業による海外企業へのM&Aは逆に資金流出で円売り手掛かりになる話題だ。
にもかかわらず円高が進むのはなぜか――。複数の市場関係者によると、ファンダメンタルズで説明のつかない円急伸を主導しているのは短期筋だ。ドル安地合いが続く中、一段の値動きが期待できるテクニカルポイントの突破を狙った海外ファンドやディーラーが、値動きの軽くなってきた円を対ドルで相次ぎ買い仕掛けているのが実態だという。
実際、短期筋特有の売買の素早さは値動きにも現れている。この日の取引でも、久々の円高水準とあって下値では一部輸入企業や国内投資家の買いが入ったものの、買いの姿勢が最も目立ったのは円を買い仕掛けていたはずのヘッジファンドなど海外ファンド勢。「これまで売り込んだ向きが早々と利益確定の買い戻しに動いた」(先出の外銀)という。藤井財務相が「円高是認とは言っていない」などと、「これまでと発言のトーンを少し変えた」(さらに別の都銀)ことも後押しとなり、ドルは安値から1円を超える反発を見せた。
短期筋主導の円高がどこまで進むかは不透明さが残る。テクニカル上の下値めどとなる1月安値まであと1円強に迫ったことで、下値攻めが続くとの見方が大勢ではあるものの、短期筋中心の展開ゆえに「投機筋のポジションもだいぶ傾いてきたはず。目先のリスクは下(円高)ではなく上(円安)かもしれない」(先出の都銀チーフ)と、急ピッチな勢いさえ収まれば力不足で反転する可能性を見込む声もある。半面、少なくない参加者が円高に疑念を抱く状況は売買を交錯させるため「結局ストップロスを少しずつ巻き込んで、じり安が長期化するかもしれない」(邦銀プロップ)とする見方もある。
「きょう以降もスペックが売り続けるのか、実需が入り込んでくるか。売りの正体をしっかり見極めないといけない」。先出の都銀チーフはこう話している。
2009/09/28 18:18 ロイター
キーワードは「不可解な円高」。
やはり、今の為替動向はファンダメンタルズだけでは説明できないものがあります。
アナリストの予想も、まちまちみたいですね。
このまま円高が続くのか、それとも反落するのか。
見極めが難しいようです。
それから、出ました「円高是認とは言っていない」。
麻生元総理でおなじみの、政治家のごまかし発言。
自分の言葉に責任をもてないなら、黙ってて頂きましょうか。
「円高OKって言ったけど、あれ間違い。円高ヤメテ!」
と言ってくれた方が、よほどすっきりします。
ほくほくが新聞の政治面をあまり読まないのは、こうやってあとからひっくり返されるので、情報そのものに意味がないと思っているから。
政治家の給料になっている税金が、一番無駄なような気がしています。
小沢幹事長、イギリスに何しに行ったの?
納税者に説明してほしいです。
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posted by o(^0^)o ほくほく at 22:11
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