経済指標flg_JPN.jpg
日本
flg_US.jpg
米国
flg_EU.jpg
EU
flg_UK.jpg
英国
flg_AUS.jpg
豪州
flg_NZ.jpg
NZ
雇用統計4/1(火)4/4(金)
政策金利4/1(火)4/9(水)
GDP
前月以前の経済指標スケジュールはこちら

2009年09月14日

米利上げは2010年以降!?

header_24

こんにちは、ほくほくです。

米ドル、今日は一時90円20銭まで下がってしまいました。

現在は91円近くにまで戻していますが、いよいよ80円台をうかがう動きになってきましたね。

現在のドル安を誘っている大きな要因の一つは、米政策金利の低さです。
現在、政策金利の誘導目標であるFF金利は0%〜0.25%と、事実上のゼロ金利。
そしてこれが、市場にドルをあふれさせ、銀行間金利では日米の金利逆転まで起こってしまっています。

最近はアメリカの経済指標でもよい傾向が出てきているので、そろそろ金利引き上げ・・・してもらいたいのですが、今日はこんな記事が出ていました。

FRB、次回利上げペースは「漸進主義」にならない可能性

 米連邦準備理事会(FRB)が前回金融引き締めを実施した当時、利上げは非常に緩やかなペースで行われた。しかし、次回の利上げ局面では金融政策を徐々に引き締めるアプローチは取られない可能性がある。
 FRB関係者は、異例な金融緩和スタンスについて「長期間にわたり」(extended period)維持されると強調しており、アナリストの間でも最初の利上げは2010年か11年以降との見方が多い。
 FRBは昨年12月、最重要政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標をゼロ近くまで引き下げた。米経済てこ入れの緊急措置として実施したもので、特別融資やモーゲージ担保証券(MBS)などの資産買い入れ策も導入された。
 FRBの前回の利上げサイクルは04年半ばから06年半ばまで。当時の連邦公開市場(FOMC)では17回連続で0.25%ポイントという小刻みの利上げが実施された。
 「漸進主義」(gradualism)と呼ばれるこの慎重な金融政策は、市場に混乱をもたらさないように予測可能であることが目的とされた。
 エコノミストの間では、前回「慎重な」(measured)ペースでの利上げが決定されたことにより、現在の金融危機をもたらした住宅バブルが加速したとの見方が多い。
 シカゴ地区連銀総裁のエバンズ総裁は先週、前回の金融引き締めペースについて「やや慎重であり過ぎた」と述べ、FRBは次回はより積極的になりたいはずだと指摘する。同総裁は「われわれは恐らく、政策上の正しいスタンスに到達する上で漸進主義はそれほど重要ではない時期にいる」と述べた。
 事実、最初の利上げは、金融政策が突然引き締め的なものになることを意味しない。現行の短期政策金利はゼロに近いため、より通常ベースに戻るに過ぎないためだ。
 ニューヨーク大学のマーク・ガートラー教授(ニューヨーク連銀客員研究員)も「FRBがやってみようと決断すれば、04年─06年のような小刻みな利上げが実施される可能性は少ない」と述べている。
 ただ、米金利先物市場は、比較的段階的な利上げアプローチを織り込んだ水準で推移している。
 もちろん、いかなる利上げ決定も国内景気の回復状況次第だ。
 FRB当局は景気回復が緩慢で一時的なものになると警告している。
 先月、ワイオミング州ジャクソンホールで開催されたFRBの年次シンポジウムで、FRBと欧州中央銀行(ECB)の関係者はいずれも、現在の緩和政策からの脱却を急いでいないとの考えを強調した。
 もちろん利上げが、FRBが国内経済支援策の解除を始める唯一の手段ではない。非伝統的な融資や資産購入策の一部を止めることは、FRBにとってより中立的なスタンスに戻る別のやり方でもある。
2009/09/14 18:25 ロイター

このようにFRBは、現在の経済指標にも楽観せず、引き続き状況を注視しているようです。

米ドルの値が戻るのは、まだ先になりそうですね・・・

o(^0^)o ほくほくFX ver.2.0

★★★ 続きを読む ★★★
posted by o(^0^)o ほくほく at 23:13 | Comment(0) | 資産運用◆日次運用報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする