こんにちは、ほくほくです。
民主党、言っていることとやっていることが違いますね。
昨日辞意を表明した日本郵政西川社長の後任は、なんと元官僚。
脱官僚主義はどうしたのでしょうか・・・
日本郵政、新社長に元大蔵次官の斎藤氏=郵政担当相
亀井静香郵政担当相は21日、日本郵政社長への就任を元大蔵事務次官の斎藤次郎東京金融取引所社長(73)に要請し、同氏が応諾したことを明らかにした。記者団に対して述べた。亀井郵政担当相は斎藤氏について「大筋で与党3党と考え方が一致している。安心して新しい路線を任せられる」と語った。
亀井郵政担当相は、斎藤氏との関係について「長い間の友人」とし、選挙前から郵政のあり方などで意見を交わしていたと説明。西川社長の辞意表明を受け「経営の空白をつくってはいけない」との判断から昨夜、社長就任を要請したところ、けさ「引き受ける」との返事があったという。
斎藤氏について亀井郵政担当相は「非常にまっすぐな人。妙な利害関係に振り回される人ではない」と述べた。斎藤氏が官僚出身であることについては「10何年前に大蔵(官僚)という文言があったからといって、どんな仕事もしてはいけないということにはならない。役人をしたら悪い奴だというのはおかしい」と述べた。
日本郵政の社長人事をめぐっては、西川善文社長がきのう、辞意を表明していた。
斎藤氏は1959年に旧大蔵省(現財務省)に入省。主計局長などを経て93年から95年まで事務次官を務めた。2000年に東京金融先物取引所(現東京金融取引所)理事長、04年から社長。2009/10/21 11:32 ロイター
うーん、すでに天下っていた人をさらに起用するとは・・・
今回の人事は、明らかに日本郵政を再度国営化することが目的だと思います。
郵貯、そして簡保は大幅黒字事業であり、それが小泉内閣時代の郵政民営化の論拠。
利益を出せるなら、民間事業としてやるべきです。
国がやるべきは、儲からないけど必要な事業。
たとえば公園をつくるとか、橋を架けるとか。
それが公共経済学の基本です。
にもかかわらず、今回、民間から来ていた社長を外して元官僚を起用するのは、郵政事業で得た利益を財源としたいからです。
民主党のマニュフェストには、お金がかかるものが多いですから。
政権発足から1ヵ月ちょい。
なんとなく、政策にほころびが見え始めた気がします。
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