こんにちは、ほくほくです。
だんだん、イライラしてきました、藤井発言。
ドル円相場、軟調。藤井財務相発言を円高容認と受取られ=東京外為
東京午後のドル・円は軟調。序盤は新規材料難から90.30円台で小動きとなった。一時90.40円台まで上昇する場面も見られたが、藤井財務相が「今の円高は、ドル安の影響からきていることを否定できない」と発言したことが円高を容認すると受取られ、ドル売りに転じた。その後ストップロスを巻き込み90.00円台まで下落し、現在も同水準で推移している。
一方、クロス円もドル・円の動きに連れて下落。ユーロ・円は134.80円台、ポンド・円は147.60円台と本日の安値を更新した。ただ、下げ足が速かったこともあり、現在はやや値を戻して取引されている。2009/10/20 16:38 サーチナ
結局この人、円高容認なんですよね。
それならそれでいいと思うのですが、それをはっきり明言せずに思わせぶりな発言のするのが、この人の信用できないところ。
今週の日経ビジネスに、藤井財務相へのインタビュー記事が出ています。
答 : ただ(為替が)無軌道な動きになった時には何らかの対策が必要です。
問 : 為替介入ということですか。
答 : 何らかの対策が必要だと。
「答」のところが藤井発言ですが、具体的には良く分かりません。
問 : 内需振興を真剣にやるなら、円高が望ましいということですか。
答 : もう以心伝心でわかるでしょ。
・・・わかりません。
金融政策について、具体的な明言を避ける行為自体は、決して珍しいものではありません。
グリーンスパン前FRB議長も、マーケットを煙に巻く発言で有名でした。
でもそれは、個別具体的な政策の時期や内容についてであって、彼の場合は「強いドル」「インフレ回避」「物価の安定」といった基本方針については明確に打ち出していました。
藤井氏の場合、円をどうしたいのか、全く見えません。
「以心伝心」でいいのなら、政治家はいらないですよ、まったく。
国民の代表として国政を行い、それを国民に伝えるのが政治家の仕事なので、その辺を明確にしてほしいですね。
金融政策そのものに対しての専門性なら、彼よりも官僚や日銀職員の方がはるかに上です。
だって、それを専門に仕事してますから。
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