こんにちは、ほくほくです。
事前にある程度利上げが予測されていたオーストラリアの政策金利。
本日12:30、さらなる利上げが実施されました。
豪中銀が25bp利上げ、12月の追加利上げは不透明に
オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は3日、政策金利のオフィシャル・キャッシュ・レートを25ベーシスポイント(bp)引き上げ、3.50%とした。
経済の力強さを示す証拠が増えていることから利上げは予想されていた。
利上げは2008年3月以降で10月に続き2度目。
利上げしたものの発表後の豪中銀の声明文が慎重さを示唆したと受け止められ、豪ドルは対ドルで下落し、債券先物は上昇した。
マッコーリーの金利ストラテジスト、ロリー・ロバートソン氏は「声明は中銀が12月の理事会で利上げを見送り、来年2月に利上げを行う可能性も排除しない姿勢を示している」と指摘した。
豪中銀は1月には理事会を開かない。
同氏は「中銀は声明で豪ドルの上昇について触れ、『段階的』というキーワードを用いた。これは、中銀が小刻みに利上げするが、必ずしも毎回利上げするわけではないという意味に受けとれる」と述べた。
市場は来月の3.75%への利上げを完全に織り込んでいたが、声明を受けて、銀行間金利先物は3.65%への利上げを織り込む水準となった。
コムセックのチーフエコノミスト、クレイグ・ジェームス氏は「豪中銀の理事会がこれまで3回連続で利上げしたことがないという点は興味深い」と指摘。中銀が12月の理事会では利上げをせず、利上げの経済への影響を見極めた後、来年2月に再び利上げするとの見方を示した。
一方、コモンウェルス銀行のチーフエコノミスト、マイケル・ブライス氏は「利上げのペースについてはさまざまな示唆が出た。ただいまは、現在の経済状況が続く場合、来月に追加利上げがある、と考えるべきだろう」と述べた。
銀行間金利先物は依然、来年6月までに政策金利が4.75%まで引き上げられることを織り込んだ水準となっている。
クレディ・スイスの指数に基づくと、金融市場は向こう1年で189bp以上の利上げを織り込んでいる。
その場合、キャッシュレートは5%を超え、アナリストが経済にとってニュートラルと考える金利水準を回復することになる。2009/11/03 16:51 ロイター
ただ、今日の政策金利発表後、豪ドルは急落してしまいました。
この記事にある通り、発表時のコメントがネガティブに受け止められたようです。
とはいっても、豪ドルの先行きを悲観する必要はないと思います。
オーストラリアという国が景気回復傾向にあるのは確かなようですから。
まだまだ、豪ドル投資がおいしい状況が続きそうですね。
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