
こんにちは、ほくほくです。
日本時間で今夜は、FOMCの発表があります。
既に、長期にわたって低金利政策を続けるという方針があるため、今回の発表でも政策金利の引き上げはないと思われています。
しかし、アメリカ経済は徐々に回復してきており、大方の予想よりも早めに金利引上げとなる可能性が出てきました。
NY株、反落=インフレ懸念の台頭で
15日のニューヨーク株式相場は、インフレ圧力の高まりを示唆する景気指標を嫌気して反落し、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比49.05ドル安の1万0452.00ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同11.05ポイント安の2201.05で終了した。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億0455万株増の11億7758万株。
米労働省が発表した11月の卸売物価指数(PPI)は市場予想を上回る大幅な伸びを記録。ガソリンなどエネルギー価格が高止まりし、物価を押し上げた。
米連邦準備制度理事会(FRB)は、景気を下支えするために超低金利政策を続ける方針を打ち出しているが、PPI上昇を受け「FRBは早期の利上げに追い込まれる可能性がある」(市場参加者)との警戒感が広がった。
大手金融機関で融資の焦げ付きが増加していると伝えられたことも相場を圧迫。金融機関は政府の要請で融資を拡大しているが、景気低迷が続く中、「貸し出しを増やせば増やすほど収益が悪化するという悪循環に陥っている」(同)と懸念が強まっている。
個別銘柄では、シティグループ、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン・チェースといった大手銀がそろって下落。公的資金の返済計画を発表したウェルズ・ファーゴは小幅上伸した。
市場予想を上回る決算を発表した家電小売り大手のベスト・バイは大幅安。消費者の低価格志向で利幅が圧迫されていると伝えられたことが嫌気された。2009/12/16 0:30 時事通信
ご覧の通り、物価が徐々に過熱気味になってきているようです。
金融機関の融資と企業の設備投資を促し、経済を回復させるためには低金利を続ける方が効果的です。
しかし、世の中に資金がダブついて、為替レートも低下している現状では、相対的に物価が高くなってしまいます。
アメリカは1970年代に深刻なインフレで経済が大きく後退した経験があり、潜在的にインフレに対する恐怖感があります。
もしかしたら、早めに利上げされるかもしれませんね。
こちらが、マーケットの予想になります。
米FOMCで公定歩合引き上げの可能性、政策金利は維持へ
英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙の電子版は15日、米連邦準備理事会(FRB)がFOMC(連邦公開市場委員会)で、金融政策のスタンスを大きく変更する可能性は低いものの、流動性供給策については若干変更する可能性があるとの見方を報じた。
FTは、FRBは政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を「長期間にわたり異例に低い水準」に維持するというスタンスを維持する可能性が高いと指摘。
一方、FRBによる市中銀行への貸出金利である公定歩合の引き上げを決定する可能性、あるいは非伝統的な流動性(供給)ファシリティーを段階的に解除する計画についてより踏み込んだ見解を示す可能性があると伝えた。この場合はおそらく、理事による別の声明で出されるとしている。
FTは、こうした動きは金融の若干の引き締めとなるが、金融政策の引き締めと誤解すべきではないと指摘。金融危機が収束するなか、FRBは金融政策と流動性供給措置を明確に区別する欧州中央銀行(ECB)の姿勢にならっているとした。
FOMCの結果は16日に発表される。2009/12/15 ロイター
米ドルロング派のほくほくとしては、金利を引き上げてドル高にしてもらいたいところです。
期待しましょう。
★★★ 続きを読む ★★★