こんにちは、ほくほくです。
本日、好調な豪雇用統計が発表され、豪ドルは上昇しました。
12月豪雇用統計は予想上回る強い内容、追加利上げ観測高まる
オーストラリア連邦統計局が14日発表した12月の雇用統計では、就業者数が4カ月連続で予想を上回る伸びを示した一方、失業率は8カ月ぶりの低水準に低下した。
予想を上回る雇用統計を受けて、2月2日に予定されている金融政策会合で、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が追加利上げに踏み切るとの見方が一段と高まった。RBAはこれまで政策金利を75ベーシスポイント(bp)引き上げ、3.75%としている。
市場は次回会合での利上げを75%の確率で織り込んでおり、統計発表後、豪ドルは対米ドルで0.003米ドル程度上昇、債券先物は下落した。
就業者数は季節調整済みで前月比3万5200人増加し、予想(1万人増)の3倍以上の大幅増となった。失業率は5.5%で、4月以来の低水準に低下。就業者数の内訳は、フルタイム雇用者が7300人増加する一方、パートタイム雇用者も2万7900人増加した。
豪経済は積極的な景気刺激策、健全な銀行システム、豪資源に対するアジア諸国のおう盛な需要が追い風となり、他国を上回るペースで回復している。市場CSRBA=CSAUは現在、2月に4.0%への利上げ、向こう1年で合計130bpの利上げを織り込んでいる。
豪雇用市場は前年、驚異的な底堅さを見せた。企業は熟練労働者の削減には消極的で、代わりに従業員をパートタイム雇用にシフトした。
労働力人口の増加を受けて、失業率が引き続き上昇する可能性もあるが、労働需要も改善傾向にあり、多くのアナリストは失業率が前年10月の5.8%でピークを打った、との見方を示している。
JPモルガンのエコノミスト、ヘレン・ケバンズ氏は「豪雇用市場の強さ、底堅さに驚いている。失業率が既にピークに達し、今後は低下を続けるとの見方を大いに強める結果だ」と指摘。「これはRBAが2010年を通じて、予想より若干速いペースで引き締めを行う可能性も示している。キャッシュレートは年末までに5.0%に引き上げられるとみているが、労働市場のひっ迫で賃金上昇圧力が高まると予想される中、より大幅な利上げが実施される可能性もある」と述べた。2010/01/14 12:31 ロイター
雇用統計は、経済の遅行指標と言われます。
つまり、雇用統計が改善すれば、実体経済はすでに回復傾向に入っているということ。
オーストラリアの今後の経済状態には期待できそうです。
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