こんにちは、ほくほくです。
一昨日は、米ドル90円台、豪ドル82円台になった為替相場。
今日はなんと、米ドル89円台、豪ドル80円台にまで落ち込みました。
ここにきての急激な円高。
その背景には、オバマ大統領が提案した金融機関の規制法案があるようです。
米国株が大幅続落、大統領の金融規制案を嫌気
２１日の米株式相場は大幅続落。ダウとＳ＆Ｐの下げ幅は１０月下旬以来の大きさとなった。オバマ米大統領が提案した金融機関に対する新規制により、利益が圧迫されるとの見方が出ている。
大型金融株が売られ、ゴールドマン・サックスは第４・四半期決算が市場予想を上回ったにもかかわらず、４．１％急落した。ＪＰモルガン・チェースは６．６％安。
オバマ大統領は２１日、金融機関のリスクテークに関する諸制限を一段と厳格化するよう提案した。
オムニベスト・グループのトム・ソワニック最高投資責任者（ＣＩＯ）は「金融機関は公益会社のように規制される道に進んでいるかのように見える」と指摘した。
ダウ工業株３０種は２１３．２７ドル（２．０１％）安の１万０３８９．８８ドル。
ナスダック総合指数は２５．５５ポイント（１．１２％）安の２２６５．７０。
Ｓ＆Ｐ総合５００種は２１．５６ポイント（１．８９％）安の１１１６．４８。
引け後に第４・四半期決算を発表したインターネット検索大手グーグルは時間外取引で４．８％下落し、５５５ドルをつけた。通常取引は０．４％高の５８２．９８ドルで引けていた。
モルガン・スタンレーは４．２％下落。シティグループは５．５％、バンク・オブ・アメリカ（バンカメ）は６．２％それぞれ値を下げた。
金融セクターのパフォーマンスに連動するＳＰＤＲのＥＴＦ（上場投資信託）「Ｆｉｎａｎｃｉａｌ Ｓｅｌｅｃｔ Ｓｅｃｔｏｒ ＳＰＤＲ」は２．７％下落した。
原油価格の下落を背景にエネルギー株も売られた。エクソンモービルは２％安。シェブロンは２．４％安。
米株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所（ＣＢＯＥ）のボラティリティー・インデックス（ＶＩＸ指数）は２１日、約１９．２％上昇した。オバマ大統領による銀行規制提案を受けて投資家の警戒感が強まった。2010/01/22 07:32 ロイター
ご覧の通り、この法案の提案を受け、アメリカの金融機関は一斉に株価を下げました。
今回の円高も、この影響だと思われます。
アメリカは現在、景気回復の道半ば。
この状況で、景気に冷や水を浴びせかねないこのような法案が提出される背景には、今回のような経済危機を起こさないようにとの想いがあるようです。
「影響が大きすぎて潰せない」⇒「だから税金で救済する」
確かにこの構図はおかしいですもんね。
でも、だからといって企業に「大きくなるな」と言うと、それはそれで企業の活力を削いでしまうようです。
なかなか難しいですね。
それはともかくとして、ほくほくとしては大きな上下動は歓迎しますが、想定以上の円高は回避してもらいたいところです。
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