こんにちは、ほくほくです。
本日、日銀が追加緩和策を表明しました。
日銀、追加緩和を決定
日銀は16・17日開催の金融政策決定会合で、昨年12月1日に導入を決めた0.1%の固定金利での共通担保資金供給オペ(新型オペ)の供給額を10兆円程度から20兆円程度に引き上げることを決めた。ただ、須田美矢子審議委員と野田忠男審議委員が反対した。2010/03/17 14:04 ロイター
出口がないです、日本経済。
各国が利上げ、または緊急緩和策の停止もしくは出口模索をしている中で、追加金融緩和策です。
早く「日本経済は復活した」と言える日がくるといいですね。
一方で、FOMCはあらためて長期低金利の維持を表明しました。
米FOMCが長期の低金利維持を確認、労働市場の判断前進
米連邦準備理事会(FRB)は16日、連邦公開市場委員会(FOMC)声明を発表し、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標をゼロ─0.25%に据え置くとともに、金利を長期間(for an extended period)ゼロ付近に維持する方針をあらためて示した。
労働市場については判断を前進させ、長期の低金利確約を解除する時期が近づきつつあることを示唆した。一部設備投資についても一段と前向きな見方を示した。
一方、経済の回復は当面緩やかとなる見通しで、インフレも引き続き抑制される公算が大きいと指摘。声明では「低水準の資源利用や抑制されたインフレ基調、安定的なインフレ期待といった経済状況により、FF金利を長期間異例の低水準とすることが正当化される可能性が高いと引き続き予想する」とした。2010/03/17 08:22 ロイター
アメリカは最近、経済低迷の理由を中国元との固定相場に向けつつあります。
通常の変動相場であれば、貿易黒字国はその国の通貨が切りあがります。
かつての日本と同じです。
理由は、モノを外国に売ったら、その外国通貨の代金を自国通貨で受け取るために交換するから。
結果としてその国の通貨は切りあがり、輸出品の外貨建ての値段も上昇し、外国での物価調整機能が働きます。
しかし中国のように固定相場にしていると、いくら輸出しても通貨が切りあがらないのでいつまでたっても物価調整が働きません。
アメリカから見ると、いつまでたっても安い中国のモノが流入し、国内産業が圧迫される、というわけです。
今のアメリカの低迷には、他にも様々な理由があると思いますが、確かに固定相場の中国元はいびつです。
中国が先進国の仲間入りをしたいのであれば、この辺の経済的な不公平さを解消すべきでしょうね。
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