
こんにちは、ほくほくです。
今週は、主要経済指標の発表ラッシュですね。
今日はオーストラリアの雇用統計発表と、EUおよびイギリスの政策金利発表がありました。
まずは、オーストラリアの雇用統計から見てみましょう。
3月豪就業者数は前月比1.96万人増加、失業率は5.3%で変わらず
オーストラリア連邦統計局が8日発表した3月の雇用
統計は、フルタイム雇用の拡大が寄与して就業者数が増加した。
雇用統計発表後も、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が次回5月4日の会合で追加利上げを行うという見通しに変化はほとんど見られず、豪ドルAUD=D4は対米ドルで小幅上昇、金融先物も堅調な水準を維持した。
3月の就業者数は季節調整済みで前月比1万9600人増加。失業率は5.3%で、前月から変わらずとなった。
ロイターがまとめたエコノミスト調査では、就業者数は2万人増、失業率は5.3%と予想されていた。
就業者数の内訳は、フルタイム雇用者が3万0100人増と、11月以来の大幅なプラスとなった。増加は7カ月連続。一方、パートタイム雇用者は1万0600人減少した。
ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)のエコノミスト、スピロス・パパドポロス氏は「きょうの統計は雇用市場のひっ迫と失業率の低下を示す最近のトレンドを裏付ける内容だ」と指摘。「RBAは今後も『標準的な水準』に金利を戻す必要に迫られる見通しで、引き続き5月の利上げが予想される」と述べた。
金融市場では5月の利上げの確率が32%織り込まれており、向こう1年では95bpの利上げが予想されている。
求人などの先行指標は労働力需要が今度いっそう高まることを示唆しており、JPモルガンのチーフエコノミスト、スティーブン・ウォルターズ氏は「資源やインフラセクターで投資が進められていることを踏まえると、雇用の見通しは良好だ」とした上で、「近いうちに熟練労働者が不足する可能性を示唆しており、RBAにとって懸念材料になるはずだ」と述べた。2010/04/08 13:28 ロイター
ということで、オーストラリアは引き続き順調に回復しているようです。
何度かご紹介していますが、雇用統計は、実体経済の遅行指標とも言われます。
すなわち、雇用統計が回復に入っているのであれば、実体経済は既に回復基調にあるということ。
今後の利上げも見込まれていますし、オーストラリアは当面順調に経済が伸びていきそうですね。
豪ドル、引き続き買いでしょうか。
★★★ 続きを読む ★★★