こんにちは、ほくほくです。
今日の日経平均、下がっちゃいましたね。
久しぶりの9,500円割れです。
日経平均が9500円割れ:識者はこうみる
日経平均が25日、3営業日連続で年初来安値を更新するなど日本株の下落が止まらない。従来は、リスク資産からの資金流出が加速する流れの一環ととらえられていたが、ここに来て、日本独自の要因を指摘する声が上がっている。
株式市場に関する識者の見方は以下の通り。
●ヘッジファンドなどのリスク警戒感一層強まる
<大和証券キャピタル・マーケッツ 金融証券研究所投資戦略部 部長 高橋和宏氏>
日経平均はダウン・トレンドをフォローする短期筋が先物売りを加速している一方、現物でのパニック売りはなく、様子見のなかで押し目買いが入らない状況となっている。ただ、ヘッジ・ファンドなどはリスク警戒感を一層、強めているようで、日本株を含めたリスク資産のポジションを手じまっているとみられる。
9500円を割れば下げ止まるかはわからない。為替などに対する各国当局の政策待ちでじりじりと下落が続くのか、あるいは自律反発的に落ち着きどころを探るのか、市場センチメント次第ではないか。当局の対応としては、流動性の供給強化や金融緩和政策へのスタンス回帰、あるいは出口戦略は当面ないとの姿勢をアピールすることなどが考えられる。
●日経平均9000円が正念場、割れば二番底も
<みずほ証券 エクイティ調査部シニアテクニカルアナリスト 三浦 豊氏>
騰落レシオが売られ過ぎの目安とされる70%以下のゾーンに入っているほか、日経平均の25日移動平均線とのかい離率も前日時点で8.4%と下げ過ぎとみられる5%を大きく超えている。テクニカル的にはいつリバウンドしてもおかしくない水準だが、円高・米株安の局面ではなかなか買い戻しが入らない。200移動平均線(24日時点で1万0360円23銭)が抵抗線となり上値が重くなっている。
2009年3月に付けた7000円からの中期上昇トレンドを維持できるか正念場が近づいてきている。2009年の7月と11月に付けた安値レベル9000円を下回ると二番底に向かう可能性が大きくなるため警戒が必要だ。
●グローバルな金融システム不安への警戒感は必要
<大和総研 シニアエコノミスト 熊谷亮丸氏>
ギリシャの財政不安がスペイン、ポルトガルなど他の南欧諸国に波及する兆しをみせ、国際的な株式市場の連鎖安を招いたが、今後もグローバルな「金融システム不安」の発生に対する警戒感は必要だろう。世界の実体経済に占めるユーロ圏のシェアは決定的に大きなものではないが、欧州の金融面でのプレゼンスは極めて大きいからだ。
欧州の金融機関は不良債権処理でも遅れ気味だ。日本経済にとっては当面、円高による悪影響から目が離せない。欧州問題だけでなく、米オバマ政権の新たな金融規制導入、中国の金融引き締め懸念、商品価格の上昇などグローバル経済にはあちこちに「地雷」が埋まっている。日本経済は緩やかな回復が続くとみているが、さまざまな下振れリスクを抱えており、回復はぜい弱で緩慢なものにとどまりそうだ。
●相場は崩れ日経平均9000円付近に下落も
<野村証券 プロダクト・マーケティング部 マーケット情報課長 佐藤雅彦氏>
相場が崩れており、日経平均株価.N225は9000円付近に下げるとみている。目先、4月5日に付けた年初来高値(1万1408円17銭)更新は難しい。テクニカル上はいつ戻ってもおかしくないが、戻っても1万円ぐらいではないか。国内企業は保守的に今年度の業績を見込んでいる。しかし、その達成も確信が持てなくなっている。下方修正する状況かどうかはわからないものの、その懸念は出てきた。サブプライム問題の時とは異なるが、回復期待で上昇してきた分は、はげ落ちた。2010/05/25 14:45 ロイター
ということで、当たり前ですが全く良いこと書かれてないですね(汗)
投資家がリスク回避で円を買っているのであれば、その円の投資先である日本株の値上がりがあってもおかしくないところ。
それでも株価は、最近の円高傾向で上値が重いと。
堂々巡りになってしまっています。
買われた円は、一体どこに行っているのでしょうか・・・
ちなみに、上記記事の「テクニカル的にはいつリバウンドしてもおかしくない水準だが・・・」というところに注目。
結局テクニカル分析は、過去の値動きの妥当性を説明するには有効ですが、現在や今後の値動きを読むにはいささか心許ない、というのが過去テクニカル分析を学んできたほくほくの正直な感想であり、上記コメントはこれに合致します。
テクニカル分析で、相場の反転タイミングを適切に読むことができれば、投資する上でなにも問題ないんですけどね。
現実はそうもいかないみたいで。
結局のところ、現在の為替や株の値動きは、なかなか説明がつきにくい状態にあります。
かなり荒れた相場になっているので、投資する際には気をつけましょう。
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