こんにちは、ほくほくです。
まずは、本日発表されたアメリカの1-3月期GDP(改定値)の結果から。
米GDP改定値3・0%増…1〜3月期
米商務省が27日発表した1〜3月期の実質国内総生産(GDP)の改定値(季節調整済み)は年率換算で前期比3・0%増となり、速報値の3・2%増から0・2ポイント下方修正された。
3四半期連続のプラス成長で景気回復が鮮明になってきた。
GDPの7割を占める個人消費が3・5%増と好調で、自動車や家電などの耐久財は12・2%増と大きく伸びた。衣料品などの非耐久財も4・0%増。
新興国の景気回復を追い風に輸出が7・2%増、輸入も10・4%増だった。2010/05/27 22:51 読売新聞
アメリカの回復傾向、いよいよ鮮明になってきました。
利上げ、早くやってもらいたいですね。
でもそれよりも、今日は気になるニュースを見つけてしまいました。
クウェート投資庁、ユーロ圏への投資縮小を計画
クウェートのアラビア語日刊紙「アルアンバ」は27日、政府系ファンドのクウェート投資庁(KIA)が、ポルトガルやスペインをめぐる新たな危機が潜伏しているのではないかとの懸念から、ユーロ圏に対する投資の縮小を計画していると報じた。
同紙は関係筋の話として、KIAの経済に関するリポートがギリシャ危機の「深刻化を確認」しており、ポルトガルやスペインの新たな債務問題につながる可能性があると伝えている。
報道に対するKIAのスポークスマンのコメントはこれまでのところ得られていない。
同紙によると、KIAの欧州向け投資はポートフォリオの76─86%を占めている。KIAの資産総額は2009年末時点で2950億ドルという。2010/05/27 19:30 ロイター
ユーロ圏への投資が縮小されるという話。
クウェートに限らず、アラブ圏の資金はユーロ圏への投資が多いと聞きます。
この記事にあるクウェート投資庁の投資割合も、76〜86%にも及ぶとか。
こういったアラブ資金がユーロ圏から退避すると、ユーロの下落がより大きくなるかもしれません。
ユーロ投資には要注意。
一つ気になるのは、これら引き上げられた資金がどうなるか、です。
自国にそのまま滞留するということはないでしょうから、恐らく別の国への投資に向かうはず。
回復傾向になってきたアメリカ圏に向かうか、それとも既に景気回復が鮮明になっているオセアニア圏に向かうか。
資金が向かった先の通貨は、恐らく値上がりするのではないかと思います。
これに伴って、ほくほくの投資通貨も値上がりしてくれたらなぁと思います。
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