2010年06月10日

ニュージーランドがついに利上げ!

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こんにちは、ほくほくです。

本日、ニュージーランドの政策金利発表がありました。

昨今の強い実体経済を表す指標を受け、ついに利上げに踏み切った模様です。

NZ中銀が政策金利を25bp引き上げ2.75%に、追加利上げは市場の動向次第

 ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は10日、政策金利のオフィシャル・キャッシュレートを25ベーシスポイント(bp)引き上げ2.75%とした。追加利上げについては市場の動向次第とした。
 同中銀はこれまで政策金利を8回連続で過去最低水準の2.5%に据え置いていた。

 ロイターの調査では、エコノミスト18人中15人が今回の会合で25bpの利上げを、2人は7月の会合、1人は9月の会合での利上げを予想していた。
2010/06/10 06:14 ロイター

ついにきました。
ほくほくが注目している6つの国と地域の中では、オーストラリアに続いて2番目の利上げです。

  ◆主要国政策金利の推移

こうして、徐々にリーマンショックの影響から立ち直るのを見ていると、本当に今が仕込み時だと感じます。

次はどの国になるでしょうか。

日本は、菅首相に代わって「強い経済と強い財政と強い社会保障を一体的に実現していく」方針となりました。
基本的に、「一体的に実現していく」のは無理だとほくほくは思います。
強い経済のためには減税や金融緩和が必要。
強い財政のためには、増税や公共投資の削減が必要。
強い社会保障のためには、増税や社会保険料の値上げが必要。
このように、基本的には相反する施策が必要だからです。

個人的には、このほくほくのありきたりな予想を覆すような、素晴らしい奇策を出してほしいものだと思います。
とはいえ、強い経済のために、当面は低金利を維持するでしょう。

EUならびにイギリスは、昨今の問題を受けて、当面は利上げしないと思われます。

とすると、次はアメリカでしょうかね。
確かにいろいろと、利上げ観測が取り沙汰されています。
すぐに、というわけにはいかないと思いますが、これ以上の利下げはなく今後利上げに向かうという前提のもと、仕込みを始めるには良い時期なのかもしれません。

ところで、同じ日にこんな発表がありました。

ブラジル中銀、政策金利を10.25%に引き上げ

 ブラジル中央銀行は9日、主要政策金利を0.75%ポイント引き上げて10.25%とすることを決定した。
 利上げは2回連続で、全会一致の決定だった。

 ロイター調査によると、アナリスト21人中19人が75ベーシスポイント(bp)の利上げを予想。残りは50bpの利上げを予想していた。
2010/06/10 08:16 ロイター

新興国、強し、です。

ただ注意したいのは、詳しくは経済学の教科書を見てもらいたいのですが、実質金利というのは名目金利からインフレ率を差し引いたものとなります。
そして、新興国は、一般的にインフレ率が高い傾向にあります。

つまり、100円のものが120円出さないと買えなくなるような、貨幣価値の下落を伴うことが多いです。

こういった国への投資は、貨幣そのものではなく、土地や建物といった実物資産への投資がセオリー。
もちろん、そんな大規模な投資ができないほくほくは、こういった国への投資は見送らざるを得ない訳です。

土地や建物を投資用に買えるお金持ちや投資家がうらやましいです。

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