こんにちは、ほくほくです。
豪ドル相場が徐々に戻ってきています。
きっかけは、昨日発表されたオーストラリアの雇用統計。
豪追加利上げ圧力高まる、5月就業者数は予想上回る大幅増
オーストラリア連邦統計局が10日発表した5月の雇用統計では、就業者数が季節調整済みで前月比2万6900人増と、予想の1万7500人増を上回る大幅な伸びとなった。これを受け、予想より早い段階で賃上げ圧力が高まり、追加利上げが必要となる可能性が出てきた。
失業率は4カ月ぶり低水準となる5.2%に低下。市場予想は前月から変わらずの5.4%だった。
発表を受け、豪ドルは対米ドルで0.5セント上昇した。
就業者数の内訳では、フルタイム雇用者が3万6400人増加し、豪経済の力強さを裏付けた。一方、パートタイム雇用者は9400人減少した。
マッコーリーのシニアエコノミスト、ブライアン・レディカン氏は、今回の雇用統計について「就業者がここまで継続的に増加しているのは本当に素晴らしい」と指摘。消費者信頼感を支援するともに、就業者数の増加により収入・支出の増加を後押しするとの見方を示した。
一方で同氏は、今回の雇用統計は2011年まで利上げを織り込んでいない市場の見方を支援する内容ではないと指摘。「オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は利上げを急ぐ必要はないが、市場が織り込んでいる水準よりも確実に多くのリスクが存在する」と述べた。
最近の世界的な金融市場の混乱を受けて、RBAによる追加利上げ観測が後退しており、市場は11年1月まで追加利上げの可能性を全く織り込んでいない。
JPモルガンのエコノミスト、ヘレン・ケバンズ氏は「RBAにとって賃金圧力積み上がりの兆しは懸念材料だが、同時にRBAは欧州債務危機問題の影響が及ぶ可能性も懸念している」と指摘。「RBAは当面、状況を見極める見通しだが、年末までには2度の追加利上げが行われるだろう」と述べた。2010/06/10 14:29 ロイター
ご覧の通り、オーストラリアの雇用統計は、マーケットの予想を上回る水準となりました。
相変わらず景気がいいですね、オーストラリア。
この発表を受けて、75円近辺にあった豪ドルは、現在78円弱まで戻してきています。
それでも、5月初旬の88円弱と比べると、異様に低い水準。
結局マーケットというのは、ファンダメンタルとかけ離れたところで動くことがあるという良い証左でしょうね。
でも、だからといってファンダメンタル分析が役に立たないとは思いません。
長期的に見れば、相場はファンダメンタルを反映して動くものだと思います。
短期的には、相場の需給関係や水準を見て動く投資家がいるので、こういう動きになるのかと。
なので、その短期筋の動きをうまくすくい取ることができれば、長期的に大きな利益を手にすることができると思っています。
ということで、豪ドルは引き続き買い続けようと思います。
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