こんにちは、ほくほくです。
本日は、日銀の政策金利発表がありました。
結果は、大方の予想通りです。
政策金利の現状維持を全員一致で決定、成長基盤強化の概要を発表
日銀は14・15日開催の金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.1%前後に据え置くことを全員一致で決定した。また成長基盤強化支援策については貸付総額の残高上限を3兆円とするなどの概要を発表した。
<成長基盤強化策の借り換えは3回まで、最長4年>
日銀は成長基盤強化支援について、5月会合の骨子発表に続き、1)同措置の上限は3兆円、2)貸付期間は原則1年、3)借り換えは3回まで可能(最長4年)、4)新規貸し付けは四半期に1回のペースで実施する、5)対象金融機関ごとの貸付残高の上限は1500億円とする、6)貸付受付期限は2012年3月末──などの概要を公表した。
日銀は、日本経済が直面しているもっとも重要な課題として潜在成長率や生産性の引き上げを挙げたうえで、成長基盤強化支援の狙いについては、金融機関が成長基盤強化に向けた取り組みを進めるうえで呼び水となること、などとした。資金供給については8月末をめどに開始できるよう準備を進める、とした。
成長基盤強化策の対象融資・投資については研究開発、起業、アジア諸国等における投資・事業展開、医療・介護・健康関連事業、高齢者向け事業、保育・育児事業など18項目を挙げたが、それ以外でも成長基盤強化に資するものは対象とすることができるとした。
<雇用・所得環境、厳しさは幾分和らいでいる>
日銀は声明で、リスク要因について触れ、欧州問題については「一部欧州諸国における財政状況をめぐる動きが国際金融や世界経済に与える影響に注意する必要がある」との判断を繰り返した。その他のリスク要因についての記述も前月から変化はなかった。
景気の現状については「海外経済の改善を起点に緩やかに回復しつつある」との判断を維持。先行きについては「日本の経済は回復傾向をたどるとみられる」との認識を示した。
さらに「デフレから脱却し、物価安定のもとでの持続的成長経路に復帰することがきわめて重要」としたうえで「金融政策運営は、極めて緩和的な金融環境を維持していく」とした。
景気の各項目については、雇用・所得環境について「引き続き厳しい状況にあるものの、その程度は幾分和らいでいる」との判断を示した。消費者物価の前年比については「基調的にみると下落幅は縮小を続けている」とした。5月の記述は「その幅は縮小傾向を続けている」だった。2010/06/15 13:47 ロイター
日本の政策金利は、2000年以降0.5%を超えたことがありません。
これからも強い経済を目指していく政策のようなので、金融緩和策は規定路線とも言えます。
引き続き円売りですね、これは。
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