大江戸寺社繁昌記 (中公文庫)
鈴木 一夫
中央公論新社 2012-10-23
庶民から将軍様まで、物見高い江戸っ子たちにとって寺社は祈りと娯楽の場であった。茶屋から怪しげな見世物小屋まで門前町で賑わう浅草寺。財政難の大名が賽銭目当てで屋敷内に祀った水天宮。地方名刹からご本尊を出開帳させて所場代を稼いだ回向院・・・等々。江戸で人気だった寺社詣の実情を描く1冊。
※作成中
【目次・メモ】
- 神田っ子の神様に朝敵のレッテル ― 神田神社と将門の首塚
- テスト
- テスト
- お賽銭で稼ぐ大名屋敷 ― 安産信仰で大繁昌の水天宮
- 金運の御利益で江戸っ子がフィーバー ― 虎ノ門金刀比羅宮と江戸の金刀比羅信仰
- 戊辰戦争をくぐり抜けた清水の観音様 ― 寛永寺の清水観音堂と関東の清水寺
- 人が集まる観音の寺、観音の町 ― 浅草寺と浅草の町
- 一年を三日で暮らすお酉様 ― 鷲神社と長国寺をめぐるお酉様信仰
- 神仏も相撲も興行する盛り場の寺 ― 参詣か行楽か、二股かける回向院
- 成田不動尊が江戸に出張 ― 深川不動堂と成田不動講の活動
- 新開地に咲いた王朝趣味の花 ― 太宰府から江戸にやってきた天神様
- 御利益をくださる恐ろしい閻魔大王 ― こんにゃく閻魔・ハイテク閻魔と江戸百閻魔
- 江戸の町で流行神になったお岩様 ― 田宮稲荷とお岩様名所
- おばあちゃんの原宿のお地蔵さん ― とげぬき地蔵と江戸六地蔵
- にわかに盛んになった堀之内のお祖師様参り ― 熱烈な法華信徒でに賑わう街道や門前
- 二十五の厄は新井大師、四十二の厄は川崎 ― 西新井大師、川崎大師と江戸のお大師様参り