こんにちは、ほくほくです。
今日は、やっぱりこのニュースですね〜、大きいのは。
S&Pが日本国債格下げ:識者はこうみる
スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)は27日、日本の外貨建て・自国通貨建ての長期ソブリン格付けをAAからAA─に引き下げた。アウトルックは安定的。外貨建て・自国通貨建て短期ソブリン格付けはA─1+に据え置いた。
S&Pによると、格下げは、日本の政府債務比率がさらに悪化するとの見方を反映している。S&Pでは日本の財政赤字が今後数年にわたって高止まりし、それに伴い財政の柔軟性がさらに低下すると予想している。
S&Pによる日本国債格下げに関する識者の見方は以下の通り。
●為替は円売りで反応、円キャリーが拡大すれば一段の円安も
<クレディ・スイス証券 外国為替調査部長 深谷 幸司氏>
以前から日本国債(JGB)がいつ格下げになってもおかしくないとの見方があったので、格下げ自体に驚きはない。ただ、為替市場は欧州のソブリン問題で敏感になっていることもあり、JGBの格下げについては、円売りで反応している。
構造的には、外国人投資家のJGB保有比率が低いため、格下げをきっかけに、外国人がJGBを売却したとしても、相場に直接的なインパクトをもたらすかは疑問だ。
現時点では、投機筋が依然、円ロングのポジションを抱えている。今後、こうした投機筋が円ショートに傾いたり、個人を含む資本筋が円キャリー取引を拡大するという流れになれば、一段の円安が進む可能性がある。
●日本財政規律に警鐘を鳴らす役割
<BNPパリバ証券東京支店 島本幸治・投資調査本部長>
スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)が27日、日本の外貨建て・自国通貨建ての長期ソブリン格付けをAAからAA─に引き下げた。格下げは、日本の政府債務比率がさらに悪化するとの見方を反映した。
一般的には消費税の議論も含めて6月中に判断するという政府方針を示しているので、その行方を見極めてから、格付けの方向を決めるのではないかと思っていたので、今回の格下げのタイミングにはやや意外感がある。
日本の財政規律に対して警鐘を鳴らす役割になったと受け止めている。もっとも、今回の格下げで長期金利が大きく上がることにはならないとみている。こうした警鐘を受けて、日本の政策が今後どのように変わるか見極めて相場は動くと思う。つまり、「急速な高齢化が日本の財政・経済を圧迫している」ことに対応した「税制と社会保障の一体改革」に先んじてS&Pが警鐘を鳴らす意味で格付けを引き下げた。実際に政策が打ち出されるかという点に円債相場は反応してくるとみている。
●円売り反応は一過性、84円を上抜けする可能性は低い
<住友信託銀行 マーケット・ストラテジスト 瀬良 礼子氏>
円売りで仕掛けたいと思っていた短期筋にとって、日本国債(JGB)の格下げは、待ち焦がれていたニュースだろう。ただ、過去にもJGBは格下げされているが、円相場は結局、元の水準に戻っており、現在の市場の反応(円売り)は比較的早期に落ち着くと見ている。
今年に入ってドル/円相場は84円の手前で折り返している。日本のアウトルックが安定的なことや、84円台にはドル売りを待っている本邦勢が控えている事を考慮すれば、今回の格下げのニュースで、ドル/円相場が簡単に84円を突破できるとは思えない。このまま円売り局面に突入することはないと思っている。2011/01/27 18:45 ロイター
たくさんの識者がコメントを出しているので、とりあえず主だったところを引用してみました。
国債の格付け引き下げは、当然日本の信用低下を表しており、少なくとも良いことではありません。
これに対して・・・
国債引き下げ「そういうことに疎いので…」と菅首相
菅直人首相は27日夜、米格付け会社「スタンダード・アンド・プアーズ」が日本国債の長期格付けを「AA」から「AAマイナス」に引き下げたことについて「初めて聞いた。本会議から出てきたばかり。そういうことには疎いので、改めてにしてください」と回答を避けた。2011/01/27 19:45 産経新聞
さらに・・・
国債格下げ「疎い」発言「相当程度分かっているつもり」
−−昨日(27日)、日本の長期国債の格下げの問いへの「疎い」発言の真意は。また、官邸の情報伝達態勢について、野党からは批判が出ているが、首相の考えは
「大半の人は昨日もこの場で、私の話を聞いたわけですけど、私が申し上げたのは本会議が終わってすぐだから、その格下げの情報はまだ聞いていないと。そういう意味で情報に疎いといったので、何かそれが今の質問もそうですが、格下げついて疎い、疎くないと申し上げたわけではありません。それは昨日聞いていた人はよく思いだしていただければ、間違いないと思います。私としてはですね、財務大臣時代には特にギリシャの問題などでいろいろな国の国債の格付けを含めていろいろな問題があり、かなり緊張した場面もありました。ですから、そういう点では格付けの持っている意味というのは、私なりに相当程度分かっているつもりです」
「今日の相場を見ますと、マーケットをみますと、これによって大きな影響が出ていませんので、そういう点ではよかったなと、まだわが国の、わが国に対する信頼があるのだなと思っています。いずれにしても、国会で申し上げたように、財政に対して財政運営戦略というものを打ち出して、一定の時間的なプロセスの中で、財政健全化を図るという方向性を打ち出していますので、それをしっかり進めていくことが市場の信任を回復することに、あるいは市場の信任を得ることになるわけですから、そういう姿勢で臨んでいきたいと、こう思っております」2011/01/28 19:57 産経新聞
またまた迷走の元イラ菅さん。
言った言ってないはほくほくもどうでも良いですけど、この長い話の中で具体的なものが全く見えてこない気がします。
言葉をこねくり回しているヒマがあったら、さっさと問題を解決してほしいな。
問題はこれ。
国の借金、最大の997兆円=国民1人783万円―11年度末見込み
国債や借入金などを合計した「国の借金」が2011年度末見込みで、過去最大の997兆7098億円に膨らむことが26日、政府が国会に提出した予算関連資料で明らかになった。今年1月1日時点の推計人口(1億2737万人)で割ると、国民1人当たり約783万円の借金を背負う計算となる。
11年度予算案での新規国債発行額が44兆2980億円と、当初ベースとして2年連続で税収を上回る事態が続くのが主因だ。借金が雪だるま式に増え続ける財政の危機的状況が改めて浮き彫りになった。10年度末見込みは943兆1062億円で、国民1人当たり約740万円の借金となる。2011/01/26 20:10 時事通信
菅さん、仕事して下さいね。
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さて、そんな日本ですが、雇用統計は改善しました。
12月完全失業率は4.9%に低下、4%台は10カ月ぶり=総務省
総務省が28日発表した労働力調査によると、12月の完全失業率(季節調整値)は4.9%となり、前月に比べ0.2%ポイント低下した。完全失業率が5%を下回るのは、2010年2月(4.9%)以来10カ月ぶり。
ロイターが民間調査機関に行った聞き取り調査では、5.1%が予測中央値だった。
完全失業者の求職理由別で「勤め先都合」の失業者が減少したことが失業率低下に寄与した。総務省では「(勤め先都合の失業者減少など)明るい動きもみられ、完全失業率も低下したが、水準をみると依然として5%台に近いため、引き続き注意してみていく必要がある」との認識を示した。2011/01/28 09:18 ロイター
菅さん、全く仕事していないわけじゃないみたいです。
(菅さんではない人が頑張ったかもしれませんが)
日本の債務、特に国債は、ほとんどが国内で消化されているらしいです。
従って国債の増発・償還は、為替市場にはあまり影響を及ぼさないと思います。
つまりこれは、純粋に国内の借手と貸手の問題。
貸しているのは、国債を保有している人。
主に銀行や投資信託、生命保険などの金融機関。
借りているのは日本国民。
一人頭約740万円。
いずれはこれだけのお金が、税金などで徴収されて国債保有者に流れると共に、その間の利息も流れていきます。
従って、今の状況が嫌なのであれば、国債を740万円分買っておけば借金チャラということに。
・・・そんなお金ありませんけどね(涙)
話が横道にそれました。
さて今日はもう一つ、経済指標の発表がありました。
第4四半期の米GDP速報値、前期比年率+3.2%=商務省
米商務省が発表した国内総生産(GDP)統計は以下のとおり。
●第4四半期GDP速報値(年率):+3.2%、13兆3826億ドル2011/01/28 22:42 ロイター
アメリカは、だんだん良くなってきている、ようです。
前に菅さんは「強い経済、強い財政、強い社会保障」みたいなことを言いましたが、この中でほくほくが一番関心があるのは財政です。
今回格下げされたみたいに、今の状況はちょっと安心できないかな。
今日はだいぶ長くなってきていますが、最後に本日のo(^0^)o ほくほくFXの運用成績です。
本日の収入は 280 円でした。
◆ 現在の獲得利益 = 685,429 円 ◆
獲得利益 = | 預託証拠金額(3,000,169円) +スワップ(52,260円) +出金額合計(133,000円) −元本(1,000,000円) −追加入金額(1,500,000円) |
残念ながら、今日は少ない利益です。
今週はいろいろな経済ネタが噴出して、だいぶ菅さんをイジらせて頂きました。
菅さん、ありがとうございます。