
こんにちは、ほくほくです。
本日、米ドルが再び79円台に急落しました。
79円台というと、かつての米ドル最安値が79.75円。
そして3月11日にその最安値が更新され、76.25円となっています。
ということで、79円台になったのは歴史上3回目ということになります。
これに対する野田佳彦財務相のコメント。
前回介入時とは違う値動き、動向を注視している=野田財務相
野田佳彦財務相は5日、訪問中のハノイで記者団に対し、外為市場で1ドル=79円台へ円高が進行していることについて「(前回協調介入を実施した)3月18日とは違う動きだ。ドル弱含みの中、日本の市場が閉まっている」と分析した上で、円相場の動向を「注視している」と述べた。一段と円高が進行した際の介入の可能性を聞いた記者団の問いには「仮定の話はできない」とだけ答えた。2011/05/05 21:35 ロイター
はい、ダメですね、これは。
どうやら政府は、このレベルの相場水準はすでに許容範囲のようです。
今必要なのは、政府としての指針や目標といった、具体的な政策の背骨になるようなものだと思うのですが、「税と社会保障の一体的改革」みたいな曖昧なレベルの思考回路では現実世界の動きには対応できないみたいですね。
明日は米雇用統計の発表がありますが、場合によっては78円台に突入する可能性もあると思います。
注意しましょう。
資産運用の参考にどうぞ
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さて、ほくほくが引っ越しでドタバタしている間にもマーケットは動いており、経済指標も順次発表されて行っています。
今日は政策金利関係ということで、一昨日に発表されたオーストラリア、そして今日発表されたEUとイギリスの結果を見てみましょう。
豪中銀が政策金利を4.75%に据え置き、今後の利上げを示唆
オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は3日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを4.75%に据え置いた。金利の据え置きは予想通り。ただ、基調インフレは今後上昇するとの見方を示し、数カ月以内の利上げに含みを持たせた。
中銀は声明で、現在の穏やかに引き締め的な金融政策スタンスは依然として適切との判断を下したと表明。ただ、今後の会合で経済状況とインフレ動向を注視する方針を付け加えた。
マッコーリーのシニアエコノミスト、ブライアン・レディカン氏は「豪中銀が声明にこの文章を加えたことは、今後数カ月のうちに動く準備を進めていることを示唆している。ただ、その切迫感はない」と述べた。
豪ドル相場は、金利据え置きが予想通りだったことからほぼ反応せず、前日につけた29年来高値に近い1.0915米ドルで推移。
20人を対象とした最近のロイターのアナリスト調査では、1人を除き今回の理事会で金利変更はないと予想。ただ、早ければ6月、第3・四半期に利上げがあるとの見方が示された。
投資家はこれまで、豪ドルの急騰により輸入インフレが抑制されることなどから、目先の利上げを織り込むことに消極的だった。
インターバンク金利先物は、8月までの利上げの可能性を50%織り込む水準にとどまり、政策金利が5%に引き上げられる可能性を完全に織り込むのは12月であることを示している。
UBSのチーフエコノミスト、スコット・ハスレム氏は、豪中銀の声明文について「来月に利上げが迫っている兆しはなかった。今後数カ月で経済活動に一般的な回復が見られ、インフレ率の底打ちがさらに証明されれば、おそらく8月と11月に利上げがあるだろう」と述べた。
豪中銀は声明で、世界経済はアジア地域の非常に力強い成長にけん引され、拡大し続けていると指摘。最近の日本の大震災は日本の生産に大きな影響を与えており、さらに離れた場所での工業製品の生産にも何らかの影響を及ぼしている、との認識を示した。
また、原油を含むコモディティー(商品)価格はここ数カ月おおむね上昇を続け、多くの国の消費者物価指数(CPI)を押し上げたと指摘。多くの国が金融政策の引き締めに動いていると言及する一方、全般的には世界の金融状況は依然として緩和的との見解を示した。
欧州の銀行およびソブリン債務問題の解消をめぐる不確実性は依然残っている、とした。2011/05/03 17:48 ロイター
オーストラリアは、今回は金利を据え置いたものの、基本的なスタンスは引き上げ傾向、そしてそれは数ヵ月以内の予定のようです。
ECB、主要政策金利を1.25%に据え置き
欧州中央銀行(ECB)は5日、主要政策金利であるリファイナンス金利を1.25%に据え置いた。据え置きは市場の予想通りだった。
ロイターが実施したエコノミスト調査では、76人全員が据え置きを予想していた。
下限金利の中銀預金金利は0.50%に、上限金利の限界貸出金利も2.00%にそれぞれ据え置いた。2011/05/05 20:53 ロイター
EUも同じく据え置き。
こちらは4月に、リーマン・ショック以来初めての利上げを行った直後なので、しばらくは様子見だと思います。
そしてイングランド銀行も本日20時、政策金利を0.50%で据え置くと発表しました。
ということで、今月のオーストラリア、EU、イギリスはいずれも金利据え置き。
アメリカとニュージーランドは、今月は政策金利発表なし。
そして日本は、間違いなく金利据え置きでしょう。
経済政策が迷走している中で、金利を引き上げられるはずもないですから。
今月の主要国では、金利の引き上げはないようです。
それでは最後に、本日のo(^0^)o ほくほくFXの運用成績です。
本日の収入は 3,567 円でした。
◆ 現在の獲得利益 = 794,892 円 ◆
獲得利益 = | 預託証拠金額(3,135,207円) +スワップ(2,685円) +出金額合計(157,000円) −元本(1,000,000円) −追加入金額(1,500,000円) |
相場の下落に備えたポジショニングにしていたので、今日は結構利益が出ています。
政府がダメなのであれば、ダメだという前提のもとに投資すれば儲かると。
今はそんなスタンスで運用を始めています。
明日の米雇用統計発表も、そんなスタンスで備えておくつもりです。