こんにちは、ほくほくです。
2012年8月17日(金)、日光白根山(奥白根山)に登ってきました。
日光白根山は、2,578m で関東以北最高峰の山。
山頂付近のお花畑がとてもきれいで、またロープウェーを使えばかなり楽に登れるので、とても好きな山です。
この日は平日に休みをとり、夜は日光の温泉に泊まる予定で登りました。
天候は良くなく、登山中、そして下山中に結構激しい雨に見舞われました。
ただ、山頂到達時は晴れてくれました。
登山ルートは以下の通りです。
丸沼高原駐車場(9:35、24℃)⇒ロープウェー山頂駅(10:03)⇒山頂(12:43、20℃)⇒弥陀ヶ池分岐(14:10)⇒ロープウェー山頂駅(15:23)⇒丸沼高原駐車場(16:15)
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各ポイントの写真と解説はこちらです。
【1. 丸沼高原 駐車場 (9:36)】
東京の自宅を5:30頃出発し、途中SAで食事をとって関越沼田ICで高速を下り、さらに1時間ぐらいで丸沼高原スキー場の駐車場につきます。
ロープウェー山麓駅の前の駐車場はいっぱいだったので、少し離れたお土産屋の前の駐車場に車を停めました。
駐車場にあった丸沼高原の地図。
ここからロープウェーで山頂エリアへと向かいます。
【2. ロープウェー 山麓駅 (9:41)】
ロープウェー乗り場。
ここの標高は1,385m程度で、目指す山頂駅は標高2,000mなので、ロープウェーで600m強登る計算です。
料金は、大人往復1,900円。
ロープウェーの注意点は営業時間。
登山後、山頂駅から下るロープウェーの最終時間が16:30なので、それまでに山頂駅まで戻ってこないとそこからさらに歩いて下りることになってしまいます。
【3. ロープウェー 山頂駅 (10:03)】
ロープウェー山頂駅は、ちょうど標高2,000m。
そしてこの標識の後ろには日光白根山の雄大な姿が見えるはずですが、この日は雲が多くて見えませんでした。
ロープウェーの山頂駅周辺は、綺麗に整備されています。
足湯とかもあります。
花壇に植えられた花も綺麗。
【4. 登山口 日光二荒山神社 (10:10)】
山頂エリアからの登山口の目印は、この日光二荒山神社の旗と鳥居。
すぐそばに社があります。
ここで登山の無事を祈願していきましょう。
ちなみに、ここでは御朱印はもらえません。残念!
【5. 登山道入口 (10:12)】
登山道の入口に設けられた、鹿などの動物侵入防止の扉。
一瞬、進入禁止かと思ってしまいます。
開けたらしっかり閉めて、山に向かいましょう!
【6. 登山道 (10:13)】
白根山本体に取り付くまでは、このような景色のなだらかな道が続きます。
ほくほくは、この山道の雰囲気がとても好きです。
森林限界が近いのであまり高くはなく、それでもしっかりと森の体裁を整えた山道。
【7. 大日如来 (10:37)】
ルートの途中に大日如来が祀られています。
この辺りも、このように非常に美しい山道が続いています。
【8. 雨 (11:49)】
残念ながら雨が降ってきました。
ほくほくにとっては、初めての本格的な登山中の雨。
雨具を着て、ザックにもカバーをかけました。
写真には写りませんでしたが、かなり本格的な雨になりました。
【9. お花畑 (12:00)】
ようやく雨が小ぶりになったのは、山頂が近くなってから。
そしてここは、ほくほくが好きなポイントの一つ。
お花畑に出るところです。
お花畑から見た白根山の山頂。
ここから30分弱で到達します。
お花畑の風景。
晴れていれば、もっときれいなのに〜
【10. 山頂付近のガレ場 (12:24)】
白根山の山頂付近は、ご覧のようなガレ場。
細かい砂利が滑って体力を削ります。
この日は雨が降ったので、逆に少し歩きやすくなったりして。
【11. 日光白根山山頂 (12:43)】
初めての雨中登山で、ようやく到達した山頂。
そして山頂到達と同時に雨が上がり、晴れ間ものぞくという奇跡が!
来てよかった〜
ちなみに白根山の山頂は非常に狭く、10人も立てない広さです。
山頂から見下ろす五色沼。
色がとてもきれいです。
【12. 弥陀ヶ池方面登山道 (13:48)】
来た道をそのまま戻るのではなく、山頂を通り抜けるルートで下山することにしました。
こちらは、弥陀ヶ池方面に下る道を、下から見上げたところ。
この部分は結構急で、なんとなく男体山を思い出しました。
こちらのルートで登ると結構きついかもしれません。
【13. 弥陀ヶ池 (14:10)】
白根山の山頂から下り、弥陀ヶ池への分岐点。
ここから5分で弥陀ヶ池で、写真では右奥に少し見えています。
天気が気になったので、この日は立ち寄りませんでした。
【14. 弥陀ヶ池から山頂駅への登山道 (14:15)】
写真では分かりにくいですが、結構急な下り道です。
そして写真では分かりにくいですが、結構雨が降っています。
この後、猛烈な雨が降ってきてカメラはしまいました。
登山道が川になり、ところどころに池が出来と、山道の変容ぶりにビックリ。
知っている山でよかったです。
【15. 山頂駅からの山容 (15:23)】
雨の中を歩き続け、再びロープウェーの山頂駅へ。
そして雨は再び上がりました。
雨上がり、日光白根山の山容が目に飛び込んできました。
特徴的で美しい山です。
実はこの時、ロープウェーは雷が近づいていたので止まっていました。
「しばらくお待ちください」とのことでしたが、20分程で再開。
運が良かったです。
【感想】
日光白根山は、昨年も同じ時期に登りました。
ほくほくにとっては、登山趣味を始めて3つ目の山で、初めて森林限界を超え綺麗なお花畑を見た思い出の山です。
今回は嫁さんにもその景色を見せたくて、一緒に登りました。
今回の感想は、なんと言っても雨。
以前風除け寒さ対策として雨具を着たことはありましたが、雨の中で着たのは初めて。
ザックカバーも初めて使いました。
雨具を着ると、意外と雨の中の登山も楽しいものでした。
でも、登山道がちょっとした川や池になるのは要注意ですね。驚きました。
登山を終えてみると、ザックの中のものが結構濡れていました。
ザックカバーを付けても、水の浸入を完全に防ぐことはできないのですね。
防寒具のフリースなども濡れてしまっていました。
帰宅したら、いくつか防水の袋を購入しようと思います。
自宅から登山口まで約4時間のドライブ。
でも帰りは、日光の温泉旅館に泊まることにしているので、とても気楽でした。
今度は季節を変えて登りたいと思います。
◆登山記録
◆日本百名山 一覧&Googleマップ
【花】
日光白根山は、花が美しいことでも有名です。
ハンゴンソウ
キク科キオン属の多年草。
茎の高さは2mほどになり、茎や葉柄は赤みを帯びる。葉は葉柄をもち、茎に互生する。形は羽状深裂で3から7つの深い切れ込みが入る。先は尖り、縁は鋸歯状で、裏がざらつく。
花期は7月から9月で、茎の上部に径2cmほどの黄色い頭花を散房状につける。
カニコウモリ
キク科コウモリソウ属の多年草。
茎の高さは60-95cm。葉は茎に3枚ほど互生し、茎の下方の葉には長い柄がつく。葉の形は腎形で縁には粗い鋸歯があり、カニの甲羅に似る。葉身は長さ6-10cm、幅10-20cm。
花期は8-9月、茎の先に円錐花序状に白色の頭花をつける。総苞は長さ8-9mmの筒状で、総苞片は3個。頭花は3-5個の小花からなり、すべて両性の筒状花。
トウヤクリンドウ
リンドウ科リンドウ属の多年草の高山植物。
高さは10〜25 cm。花期は8〜9月上旬。茎の先に長さ3〜4cmの花を2〜3個つける。花は淡い黄色なのが特徴的であり、花弁には緑色の斑点がある。花は日が当たらないと開かない。茎葉は対生し、長さ2〜5cmの披針形〜長楕円状披針形である。
オヤマソバ
タデ科タデ属の多年草。
高山帯の風当たりの強い火山等の砂礫地に群生し、高さ20-40pになる。
花は3-4oの大きさで色は緑白色。円錐形に固まって咲く。葉柄がほとんどないことで近縁種のオンタデやウラジロタデと区別できる。
花期は7〜9月。
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山登りのログ記録には、iPhoneのGPS-Trkというアプリを使っています。
こちらからダウンロードできます。 |
電波が届かない所でもGPSでしっかりログを取ってくれますし、この記事で掲載したように写真とポイントを連動できたり、高度グラフを表示できたりもします。
また、GPSログをエクスポートしてGoogleマップに取り込むと、冒頭のようにGoogleマップでルートを表示できたりとかなり高機能!
さらにログを取り込んだGoogleマップをGoogle Earthに切り替えると・・・
こんなふうに、自分の登山ルートを3Dで見ることもできます!
自分の山行を記録し、あとから見て楽しむにはとてもお薦めのアプリです。