こんにちは、ほくほくです。
だいぶ秋めいてきたこの週末、群馬県と新潟県の県境にある谷川岳(1,977m)に登ってきました。
谷川岳は、ロープウェイを使えば簡単に登れる山でありながら、ロッククライミングが楽しめる場所があったり、沢伝いや各尾根を伝うルートなど道が多岐にわたり、かなり懐深い山です。
今回はそのうち、ロープウェイを使う簡単なルートで登ってきました。
GPS-Trkのログで作成した地図では、右上のロープウェイ土合口駅から下の天神平駅まで登り、そこから天神尾根伝いにトマノ耳、そして山頂のオキノ耳まで往復してきました。
より大きな地図で 【登山】谷川岳 @群馬県 20121013 を表示
コースタイムは以下の通りです。
ロープウェイ土合口駅(9:26、17℃)⇒ロープウェイ天神平駅(10:10、7℃)⇒熊穴沢避難小屋(11:07)⇒天狗のトマリ場(11:58)⇒肩ノ小屋(12:40、3℃、昼食)⇒トマノ耳(13:57)⇒オキノ耳(14:18)⇒天神平(16:09)
各ポイントの写真と解説はこちらです。
1.ロープウェイ土合口駅(9:26)
関越自動車道の水上ICから車で30分ほどで、谷川岳ロープウェイの土合口駅に着きます。
ロープウェイには立体駐車場もあり、500円で停められました。
また、付近には無料の駐車場もあります。
ロープウェイでの天神平までの往復は2,000円!結構高い。
そして・・・
ロープウェイ乗り場ですでに大渋滞!
並んでから乗り込むまでに30分以上かかりました。
恐るべし、登山人気。
2.ロープウェイ天神平駅(10:10)
天神平駅に到着。
気温は7℃。意外と寒いので、ここで雨具を着ることに。
でも歩き始めたらすぐに暑くなって脱ぎましたけど。
3.登山口(10:20)
天神平駅から、天神峠行きのリフトを回り込んだところに登山口があります。
ここから登山開始です!
4.登山道(10:36)
天神平駅付近の登山道には、このように板で足場が組まれており、非常に歩きやすくなっていました。
とても整備された山の印象です。
しかし歩き始めるとさっそく大渋滞!
前に進めません。
ここまで混んだ経験はかつてありません。ちょっと運が悪かったです。
でも紅葉は見事で、ゆっくりしか進めない分、あたりの写真を撮りまくっていました。
5.天神尾根(10:44)
渋滞をちょっとずつ前に進んで30分ほど。
ここで尾根道に出ました。
それまでは山影を進んでいた感じですが、ここから先は太陽の下を歩きます。
周りの景色がとてもきれいです。
6.熊穴沢避難小屋(11:07)
目印となる避難小屋につきました。
あたりは登山客でいっぱいなので、すぐに先に進みます。
7.天狗のトマリ場(11:58)
尾根伝いに登っていくと、大きな岩があります。
これが天狗のトマリ場。
ここも人がたくさんなので、前に前に。
尾根道を見ると、まだまだたくさんの人が前にいます。
8.肩ノ小屋(12:40)
登り続けて、一気に肩ノ小屋に到着。
ご覧の通り、小屋の前にもたくさんの人。
気温は3℃ぐらいで風も強かったので、かなり寒かったです。
ここでフリース装着。
小屋周りは混んでいたので、少し離れたところでラーメンを作って食べました。
寒い時には最高です!
9.トマノ耳(13:57)
食事をしている間に本格的にガスがかかってきてしまい、山頂付近の視界はほぼゼロに。
晴れていたら雄大で怖い景色が見えたのでしょうが、この日は真っ白でした。
10.オキノ耳(14:18)
こちらの山頂も真っ白。
さすがにここまで来ると人の数も減っていましたが、それでもこの混み具合。
谷川岳は、平日に行くべき山なのかもしれませんね。
11.天神平(16:09)
下山も、一部はこんな感じで渋滞しました。
山に人が集まりすぎるとろくなことがない!
と思うほくほく自身が、その登山客の1人なんですけどね(汗)
天神平に到着したのは16時過ぎ。
途中の休憩も含めて6時間ぐらいの山行で、渋滞していた割にはそれほど遅くなりませんでした。
渋滞していても、気にせず気楽に登るといいかもしれませんね。
【感想】
紅葉が見たかったのと、友人が登山デビューするということで、簡単に登れる山として探した今回の谷川岳。
確かに、ロープウェイを使ったルートは非常に整備されており、登りやすかったです。
鎖場も3ヵ所ぐらいしかなく、別に使わなくても登れる感じでしたし。
今回の山で印象に残ったのは、やはり登山客の大渋滞です。
歩みが止まるほどの渋滞というのは、今までに経験したことはありませんでした。
特に狭い山道で、登りの人と下りの人が交互にしか通れない箇所では、どちらかに長い待ち行列ができてしまいます。
行きやすく登りやすい山というのは、こういうリスクをはらんでいるのだと実感しました。
谷川岳に登るのであれば、次は平日に来ようと思います。
今回はとてもきれいな紅葉を拝むことができました。
しかし、山頂風景についてはガスで全く見えず、これはもう一度見に来ようと、再戦を誓いました。
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【温泉】
近くにはたくさんの日帰り入浴可能な温泉があります。
今回行ったのは、ロープウェイ乗り場から車で10分弱のところにあるホテル湯の陣。
入浴料は980円で、露天風呂がありました。
おくとねグランドホテル湯の陣
〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽208
TEL:0278-72-4112
【花】
紅葉が始まっているシーズンなので、花はほとんど終わっていました。
ヤマハハコ(山母子)
キク科ヤマハハコ属の多年草。雌雄異株。
茎の高さは30から70cmほどになり、茎には灰白色の綿毛が密生する。葉は無柄で茎に互生し、形は線状披針形。葉の表面はつやのある緑色だが、裏面は茎と同じ灰白色の綿毛が密生する。葉脈は3本あり、縁は全縁でやや裏面に巻き込む。
花期は8月から9月で、茎の上部に淡黄色の頭花を散房状につける。白いカサカサした花びら状のものは総苞片。
オヤマリンドウ(御山竜胆)
山地の亜高山帯、湿地や草地に生えるリンドウ科リンドウ属の多年生植物。
中部地方以北の亜高山帯、湿原や草地に生える多年草。エゾリンドウに似るが少し小さい。日本の特産種である。葉の形は広披針形で、10 - 20対が互生する。根茎は太く、株から複数の茎が直立し、高さ60cm程度となる。茎の先端部に、複数の濃紫色の花をつける。 花は細長くすぼまった形で長さ2 - 3cm、花弁はわずかに開くのみである。花期は8 - 9月。
谷川岳と越後の山 (ヤマケイアルペンガイド) 田中 成幸 長岡ハイキングクラブ |
山登りのログ記録には、iPhoneのGPS-Trkというアプリを使っています。
こちらからダウンロードできます。 |
電波が届かない所でもGPSでしっかりログを取ってくれますし、この記事で掲載したように写真とポイントを連動できたり、高度グラフを表示できたりもします。
また、GPSログをエクスポートしてGoogleマップに取り込むと、冒頭のようにGoogleマップでルートを表示できたりとかなり高機能!
さらにログを取り込んだGoogleマップをGoogle Earthに切り替えると・・・
こんなふうに、自分の登山ルートを3Dで見ることもできます!
自分の山行を記録し、あとから見て楽しむにはとてもお薦めのアプリです。