2012年12月30日

【御朱印】 御香宮神社 @京都府

御香宮神社 御朱印
神仏霊場巡拝の道 第82番(京都2番)

御香宮神社
〒612-8039
京都府京都市伏見区御香宮門前町174
TEL:075-611-0559
HP:御香宮神社HPウィキペディア

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城南宮で鳥羽伏見の戦いの立札を見た後、同じく戦いの拠点であった御香宮神社を見たくなり、そのまま近鉄に乗って神社を訪れました。

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御香宮神社
 御祭神は神功皇后、仲哀天皇、応神天皇など九柱を祀る。
 社伝によれば、貞観四年(862)境内から清泉が湧き出て、その香気が漂い、その水を飲むとたちまち病が癒えたので、「御香宮」を賜った。
 以後、伏見の産土神として人々の信仰を集めたが、度々の兵乱や天災により荒廃した。文禄年間(1592〜96)豊臣秀吉は、当社を伏見城内に移し、鬼門の守護神としたが、慶長十年(1605)徳川家康により旧地である当地に戻され、現在の本殿(重要文化財)が建立された。表門(重要文化財)は、旧伏見城の大手門と伝えられている。
 宝物として、秀吉の寄贈した金熨斗付太刀(きんのしつきたち)(重要文化財)を擁する。境内には伏見義民文珠久助らの顕彰碑がある。
 毎年、10月の神幸祭は、伏見祭・花傘祭とも呼ばれ、神輿や花傘、獅子などが出て盛大に催される。
京都市

この神社は少し不思議な造りとなっており、上記建物の入り口をくぐった後はそのまま神社まで屋根が続いているような形となっていました。

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御朱印は、神社に向かって左手前の御朱印所で頂くことができます。

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また、御朱印を頂いた際に、このようなパンフレットも頂きました。

【パンフレット】
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境内には、他にも御由緒を示す看板や、内閣総理大臣佐藤栄作の鳥羽伏見の戦いの解説看板などがあります。

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御香宮神社
当社は安産と子育ての神様「神功皇后」をお祀りしています。初めは「御諸神社」といいましたが、862年(貞観四年)9月、境内に清泉が湧いてその芳しさが四方に広がり、様々な軌跡が起こって、清和天皇より「御香宮」の名を頂きました。中世に伏見宮家の庇護を受けて伏見庄九郷の産土神として信仰を集め、近世には豊臣秀吉の寄進を受け、また1605年(慶長十年)徳川家康は現在の地へ現本殿を建て、社領300石の寄進も受けました。特に伏見で誕生した紀伊、水戸、尾張三候の藩祖は、いずれも当社を産土神とあがめ、江戸時代に社名が益々高まりました。
1868年(慶応四年)1月、伏見鳥羽の戦いに、当社は薩摩藩の陣営となり、大手筋をへだてて南の伏見奉行所の幕府軍と戦いましたが、幸いにして戦火を免れました。
10月1日から10日までの「神幸祭」は古くから「伏見祭」と呼ばれて、今も洛南一の大きなお祭として有名です。
洛南保勝会

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明治維新伏見の戦跡
内閣総理大臣 佐藤栄作 書
慶応三年12月9日 王政復古が渙発せられるや京洛の内外は物情騒然として朝幕の間に一触即発の険悪な空気が漲ったところが7日の明方当社の表門に徳川氏陣営と書いた大きな木札が掲げられた。祠官三木善郷は早速社人を遣して御所へ注進すると翌日薩摩藩の吉井孝助が来てこの札を外しここに部隊を置いた。やがて年が明けて慶応四年正月2日徳川慶喜は大軍を率いて大阪より上洛せんとし、その戦法は翌3日の午後伏見京橋に着いた。そこでこれを阻止せんとする薩摩藩との間に小ぜり合いが起った。その折しも鳥羽方面から砲撃が聞こえてきたので、これをきっかけに当社の東側台地に砲兵陣地を布いていた大山弥助(後の元帥大山巌)の指揮により御香宮と大手筋を挟んで目と鼻の先にある伏見奉行所の幕軍に対し砲撃を開始した。これに対し土方歳三率いる新選組は砲撃の火蓋を切って応戦し、一方久保田備中守の率いる傳習隊は官軍の前衛部隊を攻撃して奇効を奏し官軍を墨染まで撃退した。然し翌4日軍事総裁に任じられた仁和寺宮嘉彰親王は錦の御旗を翻して陣頭に立たれたので官軍の指揮大いに振いそのため幕軍は淀に敗退した。一方鳥羽方面の官軍も一時苦戦に陥ったが、錦の御旗に志気を盛り返し、幕軍を淀から更に橋本に撃退し、遂に幕軍は大阪に敗走した。かくて明治維新の大業はこの一戦に決せられたのである。即ち我国が近代国家に進むか進まぬかは一に繋ってこの一戦にあったのである。この意味において鳥羽伏見の戦は我が国史上、否世界史上まことに重大な意義を持つわけである。

歴史ある神社というのは素晴らしいですね。
神社に参拝することで歴史に触れられるのは、なんだか楽しい感覚がしました。

雨の日でしたが、参拝に来てよかったです。


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佐々木 昇

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posted by o(^0^)o ほくほく at 16:43 | Comment(0) | 御朱印◆御朱印 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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