●隅田川七福神 福禄寿 向島百花園 〒131-0033 東京都墨田区向島5-1-14 TEL:03-3611-8705 HP:ウィキペディア 入園料:150円 |
【関連霊場等】
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新春、隅田川七福神めぐり!
次の札所は、普通の寺社巡りではあまり行かないところです。
向島百花園。
なんと隅田川七福神の福禄寿は、庭園の中のお堂に祀られているのです。
向島百花園の沿革
本園は、江戸時代文化二年(1805)頃、佐原鞠塢(さはらきくう)という粋人が、向島の寺島村で元旗本、多賀氏の屋敷跡約3000坪を購入し、当時鞠塢と親交の深かった一流文人墨客の協力を得、梅を多く植えたことから、「新梅屋敷」として創設したのが始まりとされています。
往時は、江戸中に百花園の名が知れ渡り、多くの庶民の行楽地として賑わいました。なかでも、弘化二年には、十二代将軍家慶の梅見の御成りがあり、明治になると皇室関係をはじめ、多くの著名人が来遊した記録が残っています。
その後、時代の変遷と共に、小倉家に所有権が移り昭和八年二月、国の「名勝」に指定され、時至って小倉氏の意志(名勝永久保存のため)により、昭和十三年十月に東京市に寄付されました。百花園を受領した東京市は、衰退著しかった庭園を復旧し、昭和十四年七月八日制限公開にしています。
この後、戦災で石碑以外は全て焼失しましたが、多くの方々の努力のもと同二十四年に再び復元。その後、荒廃を余儀なくされましたが初代鞠塢の「群芳暦(ぐんぽうれき)」を基本に植栽し、同五十三年十月文化財保護法により「名勝及史跡」の指定を受け、今日に至っています。
この庭園の特徴は、芭蕉の句碑をはじめ二十数基の石碑と園全体の雰囲気が、江戸文人趣味豊かに作庭され、大名庭園とは趣を異にした草庭にあります。また、初代鞠塢の頃から「詩経」や「万葉集」に因む歴史的草花を植栽し、春や秋の七草をはじめ、四季それぞれの植物が植えこまれ、野趣豊かな庭園となっています。
江戸の文人墨客をはじめ庶民に愛され、今日まで受け継がれてきた、貴重な財産がこの「向島百花園」と言えます。
意外と庭園も好きなほくほくなのですが、この庭園があることは知りませんでした・・・
【パンフレット】
お目当ての福禄寿は、庭園の奥のお堂におられました。
また、御朱印はそのそばのお茶屋さんのようなテントで頂けました。
面白い墨書で、字よりは絵に近いですね。
漢字って、もともとが表意文字というか絵から出来上がっているので、こんな感じに崩された字体にはかなり興味を惹かれます。
さて、せっかくなので庭園を散策・・・といきたいところですが、やはり冬の庭園は草木も枯れてどうしても侘しいもの。
唯一、ほんの少し咲き始めていた蝋梅に華やかさを感じました。
蝋梅は、次週に宝登山にも見に行きます。
さて、次はいよいよ最後の札所、多聞寺です。
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