東京では、統計史上最速に近い早さで桜が満開になったこの春。
暖かい気候で山行も楽しそうなので、今回は景信山から高尾山までの縦走ルートを歩いてみることにしました。
今回歩いたルートのGPS-Trkで取得したGPSログはこちらです。
より大きな地図で 【登山】景信山〜高尾山 @東京都 20130323 を表示
画面中央上側の小仏バス停から出発し、左上の景信山山頂に到達。
そこから南、次いで南東方向に下っていき、城山経由で高尾山まで歩きました。
途中、様々な花を見ながらのお散歩トレッキングです。
【コースタイム】
●10:00 小仏バス停
(途中、おにぎりタイム)
●11:24 景信山山頂
(コーヒータイム)
●12:15 小仏峠
●12:37 城山山頂
●13:04 一丁平
(ランチタイム)
●14:04 もみじ台
●14:12 高尾山山頂
(下山にリフト使用)
●15:38 高尾山山麓
各ポイントの詳細はこちらです。
1. 小仏バス停(10:00)
京王線に乗って高尾駅まで行き、高尾駅北口のバス停から京王バスに乗って約15分。終点の小仏バス停から登山は始まります。
写真左奥に進んでいきます。
高尾駅北口では、2番バス乗り場で「高01」のバスに乗って小仏まで行きます。170円。
小仏バス停にはトイレがありました。
小仏バス停からは、景信山登山口まで道路を歩いていきます。
左手に小川。
その上には、サンシュユの黄色い花が咲いていました。
2. 景信山登山口(10:18)
小仏バス停からの道路を歩き、つづら折りを2回曲がるとすぐに登山口が見えてきます。
近くには、中央高速道小仏トンネルの入り口。
かなり車の走る音がします。
登山口を入ると、すぐにこのような山道に。
日陰には、スミレが咲き誇っています。
また、周りには赤い実を付けたアオキもたくさん。
しばらく歩くと尾根に出て、見晴がよくなります。
3. 小下沢分岐(10:58)
しばらく尾根を歩くと、小下沢からの登山道と合流するポイントに到達します。
写真の左側が、目指す景信山。
小腹がすいたので、ここでおにぎりを食べました。
少し休憩して景信山山頂へ向かう途中・・・
実は、道を間違えてしまいました。
ルートは景信山山頂に向かう道から少し南へ逸れ、景信山の山腹を西に抜けてしまう道に。
少し迷ったのですが、前のグループがそちらに行ったので、つられて行ってしまいました。
普通に歩いていると問題ないと思います。
間違いルートを歩いている途中に見かけたミツマタ。
ご覧のように、景信山南側斜面を歩いています。
こちらは、同じく間違いルート中に見かけたミミガタテンナンショウ!
珍しい花に出会えました。
結局、景信山の南腹を西に抜け、城山から景信山への登山道に出て、そこから戻る形で山頂に至りました。
4. 景信山山頂(11:30)
標高727mの景信山山頂です。
山頂には茶屋があり、またベンチやテーブルがたくさんありました。
休憩したり、食事をするにはとても便利です。
山頂からは、東側の展望がすばらしいです。
遠く新宿のビル群まで見ることができました。
また、南西側を見ると、相模湖が見えます。
景信山山頂からの展望は、いろいろな本やサイトで良いと聞いており、実際に見てみると本当にそうだと思いました。
山頂にもミツマタの花が咲いていました。
とても良い香りです。
こちらは、同じく山頂で見かけた花。
黄色い花で、名前はわかりませんでした。
5. 小仏峠(12:16)
標高560mの小仏峠。
標識のそばには狸の置物が。
景信山山頂からここまで、一気に下ってくる感じです。
ここから城山へは、また登りになります。
6. 城山山頂(12:37)
標高670mの城山山頂。
写真は東向きの景色です。
城山の山頂にも、ご覧の通り茶屋とテーブル・ベンチがたくさん。
施設が充実しています、高尾山周辺。
もう一つ、城山山頂には水仙の花壇がありました。
様々な種類の水仙が植えられており、ちょうど満開を迎えていました。
ニホンズイセンより花が大振りの種類。
これはこれで綺麗です。
7. 一丁平(13:04)
ヤマザクラが咲き誇ると見事、という噂の一丁平。
残念ながら訪れた時は、まだまったく花を咲かせていませんでした。
ここにもベンチとテーブルがあるので、お昼を食べました。
一丁平のそばに生えていたコブシ。
花を咲かせると、こんな感じになります。
それから、下の写真はキブシ。
小さな花が連なって下がっていて、木全体で見ると毛虫がいるみたい。
一丁平から見えた近隣の山。
左奥は大山で、右奥の2つ連なっている山は左が丹沢二ノ塔、右が三ノ塔。
共に登ったことがある山なので、ちょっとうれしくなりました。
8. もみじ台(14:04)
一丁平からしばらく歩くと、茶屋のあるもみじ台。
ここまでくると、高尾山は目の前です。
9. 高尾山山頂(14:12)
昨年の4月に引き続き、再び訪れた高尾山。
標高599m。
変わらない景色があるというのも良いものですね。
高尾山の山頂はまた、施設が充実しています。
また、1号路経由なら舗装された道を登れるということもあり、かなり軽装の人も多いです。
こちらは、山頂に咲いていたアセビの大木。
現在、1号路の山頂付近は閉鎖されており、迂回路を使って下山する必要があります。
ほくほくは、薬王院に寄りたいのと、リフトを使って下山したいので、3号路経由のルートをとりました。
登山道のわきに群生していたスミレ。
今の時期、本当にきれいですね。
10. 薬王院(14:43)
高尾山の有名な寺院、薬王院。
昨年訪れた時に御朱印も頂きました。
お堂の彫刻はかなり精細で立派です。
薬王院を抜けて下山を続けると、ついにお目当てのリフト乗り場へ。
一度、下山の時にこのリフトに乗ってみたかったんですよね。
山麓まで12分ほどで、お値段は470円。
景色は、想像していた通り雄大できれいでした!
山登りで下山するときに、リフトやロープウェーなどを使うのは結構好きです。
11. 高尾山山麓(15:38)
旅の終りの高尾山山麓駅。
ここから京王電鉄高尾山口駅までは歩いてすぐです。
桜が咲いていました。
【感想】
春になり、暖かくなってくるとなんだか山に行きたくなります。
雪を踏み分けたり、寒いのは苦手なので、気軽に行ける低山へ。
去年と同じように、今年もまた高尾山を訪れることになりました。
去年は高尾山のみをピストンしたので、今年はちょっとひねって他の山からの縦走ルート。
陣馬山からの縦走も魅力的でしたが、ゆっくりと散策しながら花も見たかったので、もう少し近い景信山からの縦走にしました。
かなり楽しめました。
山の中はまだまだ寒いようですが、それでも春の息吹が感じられる植物も増えてきており、登山道の両側に目を凝らすといろんな花が見つかります。
きょろきょろしながら山道を歩いていました。
それにしても高尾山というのはすごいですね。
トイレは綺麗だし水洗だし。
高尾山山頂すぐ下の大きなトイレなど、入った瞬間に「ウソだろ」と思うぐらいきれいでした。
助かりますね、いろいろと。
2年連続、春に訪れているので、次は季節を変えてまた登りに来ようと思います。
【花】
景信山から高尾山で見かけた植物です。
スミレ
アオキ
ミツマタ
コブシ
キブシ
アセビ
【関連記事】
◆【御朱印】 高尾山 薬王院 有喜寺 @東京都
◆【登山】 登山記録一覧
◆登山記事一覧
高尾山・景信山・陣馬山登山詳細図
守屋益男(日本勤労者山岳連盟顧問)
山登りのログ記録には、iPhoneのGPS-Trkというアプリを使っています。
こちらからダウンロードできます。 |
電波が届かない所でもGPSでしっかりログを取ってくれますし、この記事で掲載したように写真とポイントを連動できたり、高度グラフを表示できたりもします。
また、GPSログをエクスポートしてGoogleマップに取り込むと、冒頭のようにGoogleマップでルートを表示できたりとかなり高機能!
さらにログを取り込んだGoogleマップをGoogle Earthに切り替えると・・・
こんなふうに、自分の登山ルートを3Dで見ることもできます!
自分の山行を記録し、あとから見て楽しむにはとてもお薦めのアプリです。