山梨県の大菩薩嶺に登ってきました!
日本百名山の一つに数えられているだけあって、稜線上からの景色は見事でした。
この日は天気も良く、富士山もくっきり。
それほどきつくもなく、楽しいトレッキングになりました。
今回のルートはこちら。(iPhoneアプリのGPS-Trk2で記録しました)
より大きな地図で 【登山】大菩薩嶺(2,057m) @山梨県 を表示
例によって、花などを見ながら歩いたので、コースタイムはゆっくり目。
休憩や昼食も含め、全体で5時間ほどの行程です。
【コースタイム】
1. 上日川峠 駐車場(9:15)●
2. ロッヂ長兵衛(9:20)●
3. 福ちゃん荘(9:49)●
4. 富士見山荘(10:02)
5. 勝緑荘(10:08)
6. 大菩薩峠(10:44)●
7. 大菩薩峠(旧峠)(11:17)
8. 賽の河原(11:28)
9. 神部岩(11:40)
10. 標高2,000m標識(11:51)
11. 雷岩(12:43)
12. 大菩薩嶺 山頂(12:55)
13. 唐松尾根(13:09)
14. 福ちゃん荘(14:02)●
15. 上日川峠(14:27)●●はトイレがある箇所
ルートの高度差は約500mです。
ルートの詳細は、続きをご覧ください。
1. 上日川峠 駐車場(9:15)
9時過ぎに大菩薩嶺の登山口である上日川峠に到着しました。
例によって、遅すぎる到着に駐車場はほぼ満杯状態。
でも、「4WD専用駐車場があります」という警備員さんの指示により、ガラガラの駐車スペースに停めることができました。
四駆だと少しだけ得します。
2. ロッヂ長兵衛(9:20)
準備を整えて、いよいよ大菩薩嶺にアタック!
登山口にはロッヂが建っています。
3. 福ちゃん荘(9:49)
しばらく道路沿いの登山道を歩きます。
登山道は、新緑が眩しい若葉の季節!
天気に恵まれて本当に良かった。
道端に生えていたテンナンショウ(マムシソウ)。
最近、登山道でこの不気味な野草を見つけるのが楽しみです。
福ちゃん荘は、天皇陛下が休息されたこともあるのだとか。
近くにはトレイもありました。
4. 富士見山荘(10:02)
福ちゃん荘から少し歩くと、なにやら人だかりが。
ナニナニ、何見てるの?
出ました、富士山!
予想外に大きく見えるのでびっくりです。
昨年、息も絶え絶え登ったのが思い出されました。
(その時の記事はこちらです)
通りがかった人によると、「頂上はもっとすごいよ」だそう。
これは急いで登らねば!
5. 勝緑荘(10:08)
少し雰囲気が変わって、樹木がうっそうと茂る勝緑荘近辺。
近くには沢もありました。
こういう変化に富んだ登山道というのも、日本百名山に選ばれている理由の一つなんでしょうね。
ちなみに、日本百名山の出展はこちらの本。
日本百名山 (新潮文庫)
深田 久弥
行きたい山に行く前に、その部分だけ読んでも結構楽しめます。
川の名前の由来とか書いてありますし。
こんな本が書けるくらい、気ままに楽しく登山に行けたらな〜と思います。
登山道の途中でも、富士山が見えます。
6. 大菩薩峠(10:44)
大菩薩嶺と言えば、山頂よりはやっぱりここ、大菩薩峠!
空はご覧の通り快晴!
眺めの良い峠でした。
上日川ダムにせき止められた大菩薩湖と、その奥、山の後ろに垣間見える富士山。
この景色は、最後まで心に残る景色になりました。
これから進む方向。
ここから雷岩までは、最高な景色の稜線歩きが続きます。
この景色で、大菩薩嶺は友達に勧めたい山になりました。
7. 大菩薩峠(旧峠)(11:17)
地図上に「旧峠」と記されている箇所と、そこから見た大菩薩嶺山頂方向。
ここの景色も最高でした。
8. 賽の河原(11:28)
旧峠から、少し下ります。
賽の河原という通り、あたりにはたくさんの石積みが。
このあたりは雲がかかることも多く、視界が悪い時はこのケルンを見ながら歩くとのこと。
なるほど、そうですか。
この日は晴天に恵まれてよかったです。
9. 神部岩(11:40)
大菩薩嶺の稜線を歩き続けると、大きな岩を超えます。
それが神部岩。
岩そのものの姿はあまり印象に残りません。
でも、このあたりからの富士山の眺めが一番きれいでした。
10. 標高2,000m標識(11:51)
稜線上にぽつんと立つ2,000mの標識。
今回は、
「暖かくなってきたので、そろそろ高い山に登りたい。
でも、2,500mを超えると、以前の瑞牆山や男体山のように山頂に雪がありそう。」
ということで、標高2,000mクラスの山を探して、大菩薩嶺を選びました。
その2,000mの標識。
記念に、このそばで昼食を食べました。
このあたりは、食事をとれるスペースがたくさんあります。
11. 雷岩(12:43)
このあたりから、徐々に混み始めます。
特に雷岩の奥側には、林の中に食事を摂れるスペースがありましたが、かなりの人の賑わいでした。
神部岩近辺で食事をしておいてよかったです。
12. 大菩薩嶺 山頂(12:55)
大菩薩嶺の山頂は、残念ながら展望はありません。
眺めが良いのは、雷岩まで。
日本百名山というだけあって、山頂標識の前には記念撮影の列。
順番を待って、記念撮影をしました。
13. 唐松尾根(13:09)
思ったのですが、今回は上日川峠⇒大菩薩峠⇒大菩薩嶺⇒上日川峠 という周回ルートで歩いたのですが、これが逆じゃなくてよかったな、と。
福ちゃん荘と雷岩を結ぶ唐松尾根は、大菩薩峠側と比べてかなり急でした。
これを登るのはしんどいと思います。
登山道も狭く、ツアーの団体が通るときは、対抗ルートは結構待ちます。
坂を下りきり、雷岩を振り返ったところ。
かなり上の方にあって驚きます。
あとは、こんないい感じの山道が福ちゃん荘まで続きます。
14. 福ちゃん荘(14:02)
戻ってきました。
行きと同じ景色を、日が傾いた状態で見ると、楽しかった登山ももうすぐ終わりだなと、少しさびしい気分になりますね。
15. 上日川峠(14:27)
登山口に到着。
これで、楽しかった登山も終わりです。
上日川峠にあるロッヂ長兵衛で、冷たいファンタオレンジを飲みました。
至福の瞬間!
【温泉】
登山をした後は、やっぱり温泉!
今回は上日川峠からしばらく車で移動したところにある、ぶどうの丘の天空の湯に行きました。
天空の湯(ぶどうの丘)
営業時間:午前8時〜午後10時 (最終受付午後9時)
定休日:年中無休
入浴料:大人600円
駐車場:あり
所在地:山梨県甲州市勝沼町菱山5093
電話番号:0553-44-2111
この高台にある温泉の露天風呂からの眺めも、また格別です!
【感想】
大菩薩嶺の思い出は、なんといってもこの景色!
大菩薩峠から雷岩までの稜線歩きは、天気が良いと最高ですね。
南に開けた展望と、目の前に続く緑の森。その中にワンアクセントとなっている大菩薩湖。
右手方向には、南アルプスの山々が、まるで壁のように高く連なっていて・・・
そして、富士山。
この景色を眺めながら食事をするのも格別でした。
気軽に登れる、かなり景色の良い山だと思います。
ほくほくは土曜日に登りましたが、その翌日に友人が大菩薩嶺に登ったというニアミスもあり、いろいろな意味で記憶に残る登山となりました。
【花】
今回の大菩薩嶺登山で見かけた花たちです。
スミレ
ミツバツチグリ
ムラサキケマン
シロバナノヘビイチゴ
ワチガイソウ
シロバナニシキゴロモ(キンモンソウ)
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山と高原地図 24.大菩薩嶺 2013
昭文社出版編集部