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2013年10月14日

【登山】 八幡平 (1,613m) @岩手県

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岩手県にある日本百名山の一つ、八幡平を散策しました。

深田久弥の『日本百名山』でも「八幡平の真価は、やはり高原逍遥にあるだろう」と書かれている通り、ところどころの池塘が空の青を映し出す高原をのんびりと散策するのは最高に気持ちがいいものですね。

今回は八幡平レストハウスから茶臼岳まで歩き、バスでレストハウスまで戻りました。
GPS-Trk2で取得したGPSログでは、ご覧のルートになります。


より大きな地図で 【登山】(22)八幡平(1,613m) @岩手県 20131014 を表示

【コースタイム】
 1. 八幡平山頂レストハウス(10:00)●
 2. 八幡平 山頂(10:28)
 3. 八幡沼(10:44)
 4. 陵雲荘(10:59)●
 5. 源太分れ(11:21)
 6. 源太森(11:34)
 7. 安比岳分岐(11:51)
 8. 黒谷地湿原(12:27)
 9. 茶臼山荘(13:05)●
 10. 茶臼岳 山頂(13:18)
 11. 茶臼岳 登山口(14:01)
 12. 八幡平山頂レストハウス(14:39)●

高原なので、高低差はあまりありません。
体力的にもかなり楽なコースでした。

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ルートの詳細は、続きをご覧ください。


行程

1. 八幡平山頂レストハウス(10:00)

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山頂レストハウスまでは、レンタカーで行きました。
駐車スペースはかなり広く、たくさんの車を停めることができます。
でも、観光客も多く、午後は駐車場待ちの車で渋滞もできていたので、早めの到着が良いでしょう。

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駐車場から見た岩手山。
大きな独立峰として、盛岡近辺ではどこからでも見られました。

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注意しなければならないのがこれ、バスの運行表。
なんと、茶臼岳〜八幡平レストハウスの間は、1日に3本ぐらいしか運行されていません。
かなり少ないので、バスの利用を考えている場合は事前に調べておきましょう。

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八幡平山頂への登山口は、レストハウスのすぐそばにあります。
ここから登山スタートです!


2. 八幡平 山頂(10:28)

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八幡平は、昔の火山活動の名残で、沼が点在しています。
紅葉と青い空が映り込んで、とても綺麗です。

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山頂まではあっという間につきました。
残念ながら、ここからの眺望はありません。
少し離れるだけで、高原のきれいな風景が広がるのですが・・・

やはり八幡平は、山頂制覇よりも高原散策を楽しむところのようです。


3. 八幡沼(10:44)

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八幡平といえば、だいたいこの写真が出ていますね。
八幡平の象徴、八幡沼です。
沼のまわりにのんびりできるスペースがあります。


4. 陵雲荘(10:59)

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八幡沼のほとりにある避難小屋です。
トイレが借りられます。

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小屋の裏には残雪が。
前日、岩手山が今年初冠雪とニュースで報じられていました。


5. 源太分れ(11:21)

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八幡沼からはしばらく湿原が続きます。

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木で道も作られていて、尾瀬のような風景です。

この湿原を抜けた先に、源太分れがあります。

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右に行くと八幡平レストハウスへ。
左に行くと、源太森経由で茶臼岳方面です。
ほくほくは、ここから左方向へ行きました。


6. 源太森(11:34)

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「森」といっているのですが、小高い丘の源太森。
ここからは360度の眺望が臨め、八幡平を鳥瞰することができます。


7. 安比岳分岐(11:51)

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左に行くと安比岳方面。
茶臼岳方面は右なので、右方向に進みました。

木道があるので道に迷うことはないのですが、先の目的地が書かれていないので、どちらに進むか迷う方が多いようです。


8. 黒谷地湿原(12:27)

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小さいですが湿原です。
綺麗なところで、休憩スペースがあります。

ちなみにですけれど、ほくほくは先に八幡平を散策してきているので、黒谷地に着くころはもう湿原に慣れてしまっていました。(^_^;)


9. 茶臼山荘(13:05)

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バスの時間があるので、昼食はとらずにそのまま歩き続けました。
黒谷地から先は、山道になります。

写真の山荘に着いたら、茶臼岳はもうすぐそこです。


10. 茶臼岳 山頂(13:18)

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茶臼岳は、周りから見ると少しとがった形でニョッキリ生えている山。

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ですので、この山頂からの眺望はかなり良いです。
また、八幡平から続く高い峰がここで終わるので、ここから岩手山までは視界を遮るものがありません。

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のんびりと景色を楽しみながら食事をしたかったのですが、バスが・・・
ということで、少し休憩して下山を開始しました。


11. 茶臼岳 登山口(14:01)

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茶臼岳の登山口に下りてきました。
バス停は、そこから1〜2分ほど歩いたところにあります。

バスの時間に間に合いました。
良かった〜


12. 八幡平山頂レストハウス(14:39)

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そして、バスで戻ってきたレストハウス。
バスは時間が限られていますが、自分で運転しなくていいので楽チンですね (^o^)

今回の登山は、これで終わりました。


温泉

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下山後は、車で15分ほど移動したところにある八幡平温泉郷の森乃湯に行きました。
少し涼しい高地の空気の中で入る露天風呂は気持ちいいものです。

場所が少しわかりにくいので、温泉郷入口の看板で位置を確認しましょう。


感想

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八幡平は、広大な湿原と点在する沼・池塘、そしてちょっとした登山と、いろいろ楽しめるところでした。

今回は秋でしたが、夏に来ると高山植物もたくさん生えていそうです。
ほくほくは高山植物を見るのも好きなので、次は春から夏にかけてのシーズンにしたいと思っています。

一番よかったのは、やはり八幡沼が視界に入ってきた時。
思わず「うわー」と声を出してしまいました。
広い高原の中の大きな沼を見下ろすあの景色は、雄大と言ってしまえばそれまでなんですけど、なんというかこう、身が軽くなる感じというか。
今回はバスの時間の都合で、当初茶臼岳⇒八幡平というコースを逆転させたのですが、それがかえって良かったみたいです。

八幡平山頂を目指しているときは背後に鳥海山が、そして八幡沼を歩いているときは遠く岩木山が見えていました。

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そして、何よりこの岩手山。
盛岡の宿泊先からも、東北道を走っているときも、いつも岩手山が視界に入ります。
今回この山を登るのは時間の都合で断念しましたが、百名山に選ばれる理由が何となくわかりました。

八幡平山頂や、八幡沼周辺を散策するだけであれば、普通の運動靴で歩いている方が結構いました。
軽装で楽しめる百名山として、とても人気のようです。

またいつか、次はミズバショウの季節にでも。
再び訪れたいところがまた一つ増えました。


動植物

今回は秋が深まったシーズンだったので、花はあまりありませんでした。

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シラタマノキ(白玉の木)

ツツジ科シラタマノキ属。
中部以北の亜高山帯以上の草地等、比較的乾燥した場所に生える常緑小低木。
同属のアカモノの果実は赤く、本種は白い果実をつけることから別名シロモノと呼ばれることもある。
高さは30cm程度。葉は互生し、鋸歯を持つ楕円形で3cm程度の大きさ。
花期は7月から8月で、5mm程度のドウダンツツジのような釣鐘型の花をつける。9月頃、萼が肥大して果実を覆い、白い玉状になることからシラタマノキの和名がある。


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エゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆)

リンドウ科リンドウ属。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山に生える多年草。
草丈は10センチから40センチくらい、葉は細長い卵形で対生、花は4センチから5センチの濃い青紫色で釣鐘形をしており先が5つに裂ける。
花期は7月から9月。

母種のエゾリンドウ(蝦夷竜胆)の高山型変種である。
エゾオヤマリンドウは花が茎先にしかつかないのに対し、エゾリンドウは茎の中ほどにも花をつける違いがある。


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オオシラビソ(大白檜曽)

マツ科モミ属の常緑針葉樹で、日本の特産種。別名はアオモリトドマツ、ホソミノアオモリトドマツ。
中部地方から東北地方の亜高山帯に分布する。分布の西端は白山、南端は南アルプスまたは富士山、北端は青森県の八甲田山。本州中部では海抜1,500-2,500m、東北では1,000m以下から分布する場所もある。
シラビソに近い気候を好むが、太平洋側の比較的雪の少ない山岳にはシラビソが、日本海側の多雪地の山岳ではオオシラビソが優勢である。東北地方の亜高山帯林には南部を除いてシラビソは分布しないため、オオシラビソが圧倒的に優勢である。
シラビソと同様、最大で樹高40m、直径1mに達する大木となる可能性はあるが、山岳地帯の過酷な環境のため、ほとんどの場合はそれほどの樹高にならない。また、寿命も数十年程度と、樹木としては比較的短い場合が多い。枝からの葉ののび方がシラビソ及び他のモミ属樹種とかなり違い、上から見ると枝が葉に隠されて見えない。球果はシラビソと同じかやや大型、色も似るが、先端が丸みを帯びる点が、やや尖っているシラビソの球果と区別できる。
モミ属の中での系統的に他の種と大きく外れており、日本はもとよりユーラシア大陸に近縁種はない。


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ホシガラス(星鴉)

スズメ目カラス科ホシガラス属。
本種は2種いるホシガラス類のうちの1種で旧北区(主にユーラシア大陸)に分布し、類縁種のハイイロホシガラス(Nucifraga columbiana)は新北区の北米西部に分布する。
四国以北の高山帯から亜高山帯に生息する。冬季はやや低地に降りてくる。
体長32-37 cm。体長や嘴はカケスと比べてわずかに大きいが、頭部には冠羽がない。体色は全体的にチョコレートのような黒茶色だが、白い斑点が縞をなしているため、星空のようにみえる。和名の「ホシ」ガラスはこれに由来する。翼と上尾は青光沢のある黒である。



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こちらのサイトに使い方をまとめていますので、興味がある方はご覧ください。

  ◆【iPhoneアプリ】GPS-Trk2の使い方


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タグ:o(^0^)o 登山
posted by o(^0^)o ほくほく at 15:01 | Comment(0) | 登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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