今年2つ目の山は、日本百名山の両神山。
秩父の北に位置する、1,723mの山です。
5月はアカヤシオがきれいということで、花の百名山にも数えられている山です。
標高630mの登山口から、約1,100mの標高差を日帰りで往復するコース。
より大きな地図で 【登山】(26)両神山(1,723m) @埼玉県 20140504 を表示
『山と高原地図』の標準は、登り3時間30分、下り2時間30分程度となっていますが、ほくほくは体力がないのと、春の花を眺めたりしていたのでかなり時間をかけて往復しました。
【コースタイム】
1. 日向大谷 第三駐車場(5:00)
2. 日向大谷 登山口(6:27)●
3. 会所(7:14)
4. 白藤の滝(9:10)
5. 弘法乃井戸(9:53)
6. 清滝小屋(10:08)●
7. 両神神社(11:48)
8. 両神山 山頂(12:31)
9. 下山(16:36)●はトイレがある場所
高度グラフはご覧の通り。
1,723mの山頂まで一気に登って下りてきます。
時間に余裕を持って登った方が良い山だと思いました。
登山ルートの詳細はこちらです。
ルート詳細
1. 日向大谷 第三駐車場(5:00)
今回は早めに着きたいということで、2:00過ぎに東京の自宅を出発。
関越道花園ICを下りてした道をひた走り、5:00ちょうどぐらいに日向大谷の駐車場に着きました。
この時間で、第二駐車場までは一杯。
整理の人に案内されて、あと2台の駐車スペースがあった第三駐車場に停めることができました。
ここで、1時間ぐらい仮眠です。
2. 日向大谷 登山口(6:27)
仮眠の後、いよいよ出発。
少し肌寒いけど、天気は快晴!
登山口を登ると、すぐに両神山荘が見えてきます。
ここに泊まるというプランも考えたのですが、今回は前泊覚悟の夜中出発。
結果として、時間をかけて登山を楽しむことができました。
登山道に入ってすぐに鳥居があります。
ここはイザナギ・イザナミの2神を祀っているので「両神」山というのだとか。
登山道わきに、さっそくテンナンショウを見つけました。
3. 会所(7:14)
七滝沢コーストの分岐点。
往路をメジャーなコース、帰りを七滝沢コースと考えていたのですが、登山道の看板には「初心者向きではない」などと記載されていたので、七滝沢コースへは行きませんでした。
それにしても、この時期の山は新緑がまぶしいですね!
見ているだけで何か、心が洗われる気がします。
足下には春の花が。
こちらはムラサキケマン。
春の花の定番、ハシリドコロナス。
初めて生でみたヒトリシズカ。
たくさん咲いていました。
沢沿いの登山道を歩いていると、こうした雪がところどころ残っていました。
例年は残っていない時期なのだそうですが、今年は雪が多かったですからね。
一部の登山道は、雪の上を歩くところがありました(アイゼン不要なレベル)。
4. 白藤の滝(9:10)
いよいよ急峻になった登山道を登り続けると、途中に滝への分かれ道があります。
『山と高原地図』にも出ている白藤の滝です。
滝に行くためには往復30分の横道を、約100m下る必要があります。
白藤の滝は、残念ながら思っていたよりもショボかったです。
人にはおススメしないレベルでした。
ミヤマキケマンやニリンソウが咲いていました。
5. 弘法乃井戸(9:53)
失敗した白藤の滝から戻ってすぐ、弘法乃井戸と呼ばれる水場に到着。
ここの水は飲めます。
エイザンスミレ(上)やミヤマエンレイソウ(下)が辺りには咲いています。
6. 清滝小屋(10:08)
清滝小屋に到着。
ここまで3:30ぐらいかかってしまっています(汗)。
途中ですれ違った下山者は、朝5:00ぐらいから登り始めて、2時間30分で山頂に登ったと言っていました。
遅いです、ほくほく。
ここで1時間ほど休憩&食事をして出発。
ここからは、さらに急峻な登りになります。
しばらく登ると、七滝沢コースとの分岐。
そして尾根に出ると、ここから鎖場が何か所か続きます。
鎖場は、登る人と下りるひとが交互になるので混みますね。
混んでいる間に見つけたヤマエンゴサク。
ほくほくの大好きな花です。
7. 両神神社(11:48)
いくつかの鎖場を越え、坂を越えて、両神神社に到着。
いや〜、ほっとします。
狛犬も特徴的で、どこかに説明が書いてあったような気もしますが、疲れていて読む気力なし。
でも神社の梁の彫物はすごいなと見ていました。
ここからの登山道は、少しなだらかになって楽しくなります。
8. 両神山 山頂(12:31)
両神神社から歩くと、ようやく両神山の山頂が視界に入ってきます。
そして山頂近くになると、周囲の展望が開けます。
遠く見えるのは、秩父の名峰武甲山です。
山頂はすごく狭いので、山頂標識の前は渋滞。
順番待ちして写真を撮りました。
でも混んでいると、前後の人の写真を撮ってあげる代わりに自分の写真も撮ってもらいやすいので助かります。
山頂には、この山のシンボルでもあるアカヤシオの花が咲いていました。
まだ満開というレベルではなかったので、この後1週間ぐらいで見ごろを迎えそうです。
9. 下山(16:36)
花も景色も最高の両神山山頂ですが、とても狭くて待っている人も多いため、残念ながら直ちに撤収。
人が増えてきて、見晴らしが良いところも確保できないので、さっさと下山することにしました。
登りに相当時間をかけたため、下山は結構ヘトヘト。
いかんいかん、相当ナマっています。
ようやく両神山荘に到着し、冷たいソーダでカンパイ!
山を登った後の炭酸って最高ですよね!!
両神山荘のすぐ下に、両神神社があります。
楽しかった登山のお礼に参拝しました。
温泉
温泉は、日向大谷登山口から車で15分ぐらいの道の駅に、薬師の湯というのがあり、両神山の登山者は結構そこに行くようです。
露天風呂はありませんでしたが、料金は安いですし、サッパリします。
感想
最近仕事が忙しくてなかなか登山計画を立てられないほくほく。
ようやく仕事がひと段落し、ゴールデンウィークは休めそうだと目途がついたものの、直前過ぎてどの山にいくか決められない・・・
こういうときは、録画しておいた『にっぽん百名山』から選ぶに限ります。
ということで、登山2日前に視た『にっぽん百名山』に従い、両神山に決定。
高低差1,100mと番組でも説明がありましたが、昨年の燕岳の時はもっと登ったので「楽勝」みたいな。
そして、全然楽勝ではなく、むしろ標準よりも遅いペースだったんですけど(汗)
でも春の花をたくさん見られたし、新緑は眩しいし、青い空と緑の山のコントラストは美しいしで、山を堪能してきました。
山頂も狭いですけど、アカヤシオと眺めは最高でした。
ゴールデンウィークに登るには良い山ですね。
花の百名山登山ガイド 下 (ヤマケイアルペンガイドNEXT)
山と溪谷社 編
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